自分とは_平野啓一郎『本心』読了後
平野啓一郎の最近の作品のほとんど(全て)は、「自分とは?」がテーマになっていて、ブレ気味の40代後半にはいつも響きまくっている。ってのはぼくだけ?
自分とはなにか?の究極的な答えは、「自分ではないもの、ではないもの」としか言えない...とか言うと、にわかに仏教的な話になってしまうけど、『本心』ではあからさまに仏教の「縁起」まで引き合いに出しているので、人類のロジカルが行き着くところは仏教的な思想なんでしょう。きっと。
※仏教的というと大げさ?レヴィ・ストロース的?ソシュール