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日々思い出す、亡くなった人たちのこと

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不意に訪れる、亡くなった人たちとの記憶について書いたnote
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2020年2月の記事一覧

10年前の今日、Nujabesが亡くなった。Twitterで知った初めての訃報だった

10年前の今日、Nujabesが亡くなった。Twitterで知った初めての訃報だった

2010年2月26日、Nujabesこと瀬場 潤さんが首都高速で交通事故に遭いこの世を去ってから10年が経つ。

10年前の今日、私にとってTwitterで知る初めての訃報がNujabesだった。
ツイートをした人のアイコン、そのときイメージした首都高の情景がいまでも忘れられず、今日渋谷のスクランブル交差点がNujabes一色になったというツイートを見て、当時の情景や思いが蘇ってきた。

渋谷で流

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死にたいほど悲しかったのに、お腹が減った自分が凄く嫌だった日のこと

死にたいほど悲しかったのに、お腹が減った自分が凄く嫌だった日のこと

父が亡くなった日の夜、気づいたらお腹が減っていた。

こんなに悲しいのに何でお腹減るだ!辛く悲しとき、食べ物が喉を通らないってテレビでよく言っていたのにあれは嘘だったのか!

16歳だった私は、悲しくて辛くて涙が止まらないのに、食べ物を欲している自分がすごく嫌だった。何がそんなに嫌だったのかうまく言葉にすることができなかった。でもいまならなんとなく言葉にできそう。

死んでしまった父を前に、死にた

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泣いていたらAlexaのアラーム音が鳴った

ここ数日、ほぼ日5年手帳で日記を書いていなかったからまとめて書いていた。

母が手術をした日、私の手を握って迷惑ばかりかけてごめんねと言ったことを思い出しながら、兄の手術後のことまで思い出されていた。

あのときの手術は6時間かかった。
突然のことだったから、一体どれぐらいで終わるのかわからずゆっくりゆっくりと時間が過ぎていった。あれ以来、待つことが苦に思うことはなくなった。

0時を過ぎた暗がり

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突然また家にひとり。母が骨折して緊急入院した

今朝、電話が鳴り(というかApple Watchがブルった)母の悲痛な声が聞こえてきた。

「ごめん、転んじゃった」

会社についてから30分後ぐらいの出来事で足が動かないというので救急車を呼ぼうとしたのだけれど嫌がったので家へと急いだ。その間、先日契約したばかりのケアマネジャーさんに電話をして、今の状況を話どうしていいかわらないなくてと伝えた。

家までの電車の中で、今回の転倒についてあれこれ書

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