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オススメの絵本~読み聞かせ、自分で読む練習に~

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3~6歳(未就学児)の読み聞かせや一人読みにオススメする絵本の紹介です。簡単なあらすじと、うちの子ども達の反応や変化、親として思ったことを綴っていきます。
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2021年3月の記事一覧

絵本紹介【月へミルクをとりにいったねこ】

絵本紹介【月へミルクをとりにいったねこ】

 子猫たちにあげるミルクがなくなってしまった母猫は、犬に「ミルクがほしいなら、月へ行けばいいんだ」と教えてもらい・・・。

【文字数・・・ちょうどいい~多め】
【内容・・・・子猫たちのために頑張る母猫】

【コメント】
 母猫が、子猫たちのためにミルクを求め、月を目指すというファンタジーなのですが、ここでいう「月」は動物たちが見ている「月」であり、彼女たちにとってそれは宇宙に存在するものではなく、

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絵本紹介【からだあいうえお】

絵本紹介【からだあいうえお】

  体について、「あ」~「ん」まで一緒に学ぼう!

【文字数・・・多め】
【内容・・・・体のことがわかる】

【コメント】
 リズミカルな言葉とシンプルな絵で、人間の体について教えてくれる絵本です。「あ」~「ん」まで、テンポよく進んでいきます。

 表紙裏に、代表的な「ほねのなまえ」と「ないぞうのなまえ」が、イラストと共に書いてあって、子どもが自分の体の中をイメージしやすくなっています。

 また

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絵本紹介【おおきくなるっていうことは】

絵本紹介【おおきくなるっていうことは】

 おおきくなるって、どういうこと?

【文字数・・・とても少ない】
【内容・・・・易しい、成長の喜び】

【コメント】
 「こども」にとっての、大きくなるということが、具体例としていくつか書かれています。

 「おおきくなるっていうことは」の言葉の繰り返しがテンポよく、シンプルな絵も相まって、子どもは集中して聞いてくれます。

 2つ、引用して紹介させていただきます。

おおきくなるっていうことは

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絵本紹介【さくらがさくと】

絵本紹介【さくらがさくと】

 いつも変わらない、通勤、通学の風景。桜が咲くと、みんなが変わる。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・桜から季節を感じる】

【コメント】
 三月半ば~四月半ばの、とある街の日常の風景が描かれた絵本です。

 ――すたすた カツカツ ちょこちょこ タタタッ

 駅に向かうサラリーマンやOL、小学生や高校生・・・みんなの足音から、朝のせわしなさが伝わってきます。

 繰り返すように過ぎて

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絵本紹介【にょきにょきパッチン つめのひみつ】

絵本紹介【にょきにょきパッチン つめのひみつ】

 手と足の指先に生えている爪。なんのために生えているの?絵本を開いて学びに行こう!

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・少し難しい】

【コメント】
 小さい子どもは、大人の膝の上に乗って爪を切ってもらいますね。
 その姿はなんともかわいらしくて、子どもの爪を切りながら、

 まだまだ小さいなぁ~

 私、お母さんなんだなぁ~

 と、しみじみしてしまいます。

 「爪」は子どもにとって

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絵本紹介【もう、おおきいから なかないよ】

絵本紹介【もう、おおきいから なかないよ】

 もうすぐ5歳になるうさぎくん。「ぼく、もうおおきくなったから、なくのは やめる。そんなの あかちゃんの することだもの」と言って、お誕生日会に呼ぶお友達は、「もう泣かない子」限定に。みんなを招待しに行ったんだけど、みんなまだ泣くことがあるんだって。このままじゃあ、誰もお誕生日会に来られない!?

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・かわいらしい、易しい】

【コメント】
 5歳のお誕生日

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絵本紹介【ぼくは建築家 ヤング・フランク】

絵本紹介【ぼくは建築家 ヤング・フランク】

 ヤング・フランクは、建築家のおじいさんオールド・フランクと暮らしています。自称建築家のヤングは毎日たくさんのものを作ります。材料は本、お皿、スプーン、トイレットペーパーの芯・・・何だって使って、イスや超高層ビルだって作っちゃう。そんな作品たちを、オールドは否定してばかり。ある日、二人は本物の建築家たちの作品を見に美術館MoMA(ニューヨーク近代美術館)を訪れ・・・。

【文字数・・・ちょうどいい

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絵本紹介【あかちゃんがやってきた】

絵本紹介【あかちゃんがやってきた】

 うちに、赤ちゃんが生まれるんだって。赤ちゃんて、僕よりかわいいのかなぁ。お母さんのお腹は、どんどん大きくなって、いよいよ出産の日。お父さんと一緒に病院に行ってみると・・・。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・難しくない】

【コメント】
 お兄ちゃん、お姉ちゃんになる(なった)上の子に、読んであげたい1冊です。
 ある日、お母さんが、僕に、「赤ちゃんが生まれるの」と伝えます。それから

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絵本紹介【しずくのぼうけん】

絵本紹介【しずくのぼうけん】

ある日、バケツの中から飛び出した一滴の水は、長い長い旅に出ました。たくさんの冒険の果て、しずくのたどり着く場所は・・・。

【文字数・・・ちょうどいい~少し多め】
【内容・・・・水の循環について。楽しみやすい。】

【コメント】
 バケツからこぼれ落ちた一滴の水が、クリーニング屋さんへ、病院へ・・・と、ここまでは完全にファンタジーなのですが、そこからは、はまった水たまりから蒸発し、空へ上って雲とな

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絵本紹介【あやちゃんのうまれたひ】

絵本紹介【あやちゃんのうまれたひ】

 もうじき6歳のお誕生日を迎えるあやちゃんは、ママに自分が生まれたときのお話をしてもらいます。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・易しい】

【コメント】
 幼い子どもにとって、自分より小さく、弱い存在である赤ちゃんはとっても気になる存在です。そして、もう少し成長すると、自分が赤ちゃんだった頃にも興味を示すようになります。

 このお話では、ママが、「あやちゃん」が生まれる少し前からの

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絵本紹介【はからはじまるカルシウムのはなし】

絵本紹介【はからはじまるカルシウムのはなし】

 ある日、男の子は自分の抜けた歯を土の中に埋めてみた。歯はやがて、土になり、その土は植物を育て・・・。男の子の体の一部分だった歯が、最後に行きつく先は!?

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・普通~少し難しい】

【コメント】
 本のタイトルの通り、男の子の抜けた歯の「カルシウム」が巡り巡って、植物や動物、地球上の様々なものに姿を変えていくお話です。

 キャッチ―に描かれた「カルシウム

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絵本紹介【おうち】

絵本紹介【おうち】

 なんでわたしは、このおうちにかえってくるんだろう。小学生の女の子がふと考えた、素朴な疑問。それは小さな哲学かもしれません。

【文字数・・・少ない】
【内容・・・・おうちについての小さな哲学ですが、難しくないです】

【コメント】
 なんで私はおうちに帰ってくるんだろう。その疑問の答えは、この絵本の中にはありません。

  「ただいまぁ」と帰宅した小学生。物語はそこから始まります。家では、お母さ

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絵本紹介【ななちゃんのおきがえ】

絵本紹介【ななちゃんのおきがえ】

 自分でお着換えができるようになってきたななちゃん。でも、ボタンのある服はまだ一人では着られません。ある日、おばあちゃんの編んでくれたかわいいカーディガンを羽織ってみると、自分でボタンをとめたくなってきて・・・。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・易しい、自分でおきがえ】

【コメント】
 以前に紹介した、【ななちゃんのおかたづけ】と同じ、ななちゃんシリーズで、「できなかった事が、でき

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絵本レビュー【くらやみのなかのゆめ】

絵本レビュー【くらやみのなかのゆめ】

 クリス少年は宇宙飛行士。段ボールで作ったロケットに乗り込んで、毎日宇宙へ出かけます、というのは空想の中の話。本当は暗闇が怖くて、真っ暗な部屋には不気味なエイリアンがやってくると思うと、心配で眠れません。しかし、ある日、クリスは素敵な夢を見ました。その夢はやがて、その後の彼を本当の宇宙へと導いていきます。

【文字数・・・ちょうどいい】
【内容・・・・少し難しい】

【コメント】
 小学生向けの絵

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