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【詩/詞】独善
冬の川のほとりで
一人 未来を思う
重い荷物を抱えながら
やっとここまでは来た
未だ何も成し遂げてはいないけど
自分がここにいた証を残したい
そう思うのは独りよがりだろうか
暮れていく街の中で
沈む 夕日を見てた
得手不得手を見つけながら
今頃整理を始めている
未だどこも辿りついてないけど
自分が生きている感覚がほしい
そう思うのは可哀想なことだろうか
世界のどこかに名前を刻んだとして
それは自分が確かにいた証になるだろうか
誰にも忘れられることはないのだろうか
未だ何も成し遂げてはいないけど
自分がここにいた証を残したい
そう思うのは正しいことだろうか
明日また
川のほとりに立って
一人 未来を思おう
沈んでいく夕日を見ながら