真っ暗闇の森をともに歩く仲間
米国の著名な
臨床心理学者だった
カール・ロジャースは
カウンセラーのことを
『真っ暗闇の森を
来談者とともに歩く仲間』
と、たとえられていたそうです。
わたしが
娘の件で
相談をさせてもらっていた
カウンセラーの先生は、
カール・ロジャースのような
共感的なかんじ
では全然なく
むしろ結構厳しい方でした。
ここだけの話し、
はじめの頃の
印象は
『なんなの?
この口の悪い、
失敬なおばさんは
?』
でした(^^;
でもカウンセリングを
重ねると
先生の視点の鋭さ、
視野の広さに
驚きました。
ただ、厳しいだけで
アドバイスも
的をえていなければ
ただのイヤな人ですが、
『どうしたら、
不登校の子どもが笑顔で
幸せになれるか?』を
真剣に一緒に考えて
くださいました。
その真剣さが厳しさとして
出ていたのだと思います。
厳しさがむしろ
ありがたかったです。
カウンセラーが交代となる
最後の3か月間は特に厳しかった。
でも、その際にも時々
「スパルタでごめんね。」
と労ってくださったり
「お母さん、あなたならできるよ!」
と声をかけてくださいました。
自分がいなくなっても
お母さんががんばって
前に進めるように
力をつけてくださって
いたのだと思います。
誰だって
憎まれ役をやるのは
イヤだと思いますが、
あえて憎まれ役を
やるというのが
その先生の優しさだったのだと
思います。
一緒に考えてくださった
手立てで、
次女は完全不登校から
適応指導教室へ
少しずつ
行けるようになりました。
具体的な手立てを
一緒に考えてくださるというのは
もしかしたら
本来カウンセラーの先生の役割
ではないのかもしれません。
でも具体的な手立てを
必要としている場合も
あると思います。
先生は厳しかったけれど、
わたしとの歩くペースが
大きくズレることは
ありませんでした。
真っ暗闇の森をともに歩く
仲間でいてくださいました。
※カウンセラーの方は親身で優しい方が多いと思います。そんなに厳しいということは
普通はあまりないと思うので、カウンセリングを受けようかと悩まれている方は、受けることを強くオススメします。
※素敵なイラストはお借りしました!
ありがとうございます!