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面白小話ないの?

たまにそんな無茶振りをしてくる人がいる。

面白小話かぁ・・・

えぇ・・・とか言って結局何も話せないのは、ちょっと嫌だから無理矢理にでも、引き出そうとする。

でも結局、出てこなくて、『え、逆に面白小話ないんですか?』と振り返したら、話してくれる。

え、持ってるんだ・・・と思いつつも、そういう話って面白い。

実は最近もその無茶振りをされたのだが、その時にふと言われた言葉が『どんな些細なことにもアンテナ張っておかないと面白小話できないよ!』という言葉だった。

確かにそうだ。そして、それは文章にも通じるものだとも思った。

今回は一生懸命に絞り出して、小話をした。

面白いかどうかは別として、いい反応をしてくれたので、良しとしよう。

そう、どういうことにもアンテナを張っておかないとという言葉に、内心ビクっとしたことはもちろんのこと、そういう突拍子もないところからさらに気付かされるということがあるから、やっぱり生きるのは楽しい。

試練というほど大きなものではないにしろ、プチ試練みたいなものを与えてくれる人がふと現れたりする。

それも変な角度から。

単に面白小話を聞きたいのではなくて、話をするという口実のうちの一つというか、面白くないといけないとかそういうものは実はないということ。

自分の中で勝手にハードルを上げては、変に面白く話そうとして、とっ散らかってしまったりする。それは本来の目的とはかけ離れてしまう。

どんな些細な情報でも、しっかりと見ることで、面白みとかが現れるのではないか?と勝手に考察してみた。

結局その小話も、身近にいる少し変な人の話になってしまったのだが、本当は、知らない人でも評価が下がるような話はしたくないと思いつつも、そういう話の方が面白おかしく話せてしまうというので、結局話してしまう。

捉えようによっては、陰口みたいになってしまうから、少しだけ後悔してしまう。

みんなが幸せになる面白い話って難しい。

『怖いですよね!?』『気持ち悪いですよね!?』『やばいですよね!?』みたいな共感の方が盛り上がってしまうのもまた事実。

たまにならいいけど、毎回なら、余計気が引けつつも・・・

面白小話の技術向上が、面白文章の技術向上にもつながるならあるいは・・・と言い聞かせるくらいで、この辺で。

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