豆板醤・甜麺醤不使用 冷蔵庫の調味料でつくる《麻婆なす》
なすの美味しい季節です。定番のお料理はいくつか思いつくけれど、やっぱり好きなのは「麻婆なす!」という方も多いのではと思います。
かくいう私も、やはり時々食べたくなるのが麻婆なす。食欲をそそる味つけでご飯はすすむし、なにより油を吸ったとろけるなすと旨みのあるひき肉がからみ合って、暑い夏にはもってこいですよね。
今回はそんな麻婆なすを、冷蔵庫にいつもありそうな調味料だけで作ります。豆板醤や甜麺醤を常備していなくても、これなら思い立った時に気軽に作れるかもしれません。
また、ちょっとしたポイントをおさえるだけで、比較的少ない調味料の量でもすっきりした深みのある味わいに仕上がるので、なす本来の味わいを併せて楽しみたい方にもおすすめです。
材料
レシピ
作り方① なすを炒める
まずはなすを切るところから。
細長く縦に6~8等分に切って、塩水に10分ほどつけます。
その間に、赤唐辛子を半分にちぎって種をとります。香味野菜(ねぎ、しょうが、にんにく)もみじん切りにしておきます。
フライパンに水けを拭いたなすを入れて油(だいたい大さじ1~2くらい。お好みで)をからめ、それから火を点けます。こうしておくと、火がムラなくまわりやすくなり、なすに早く火が通ります。
強めの中火で焼くように炒めて、皮にツヤが出たらなすを取り出します。
作り方② ひき肉と香味野菜を炒める
次に、豚ひき肉を炒めていくのですが、ここではまず油を加えず、肉と赤唐辛子だけを炒めます。少し炒めると臭みのある脂がにじみ出てくるので、これをキッチンペーパーで軽く拭っておきます。
そうしたら改めてごま油を加え、香味野菜を投入。あとはひき肉に火が通るまで香りよく炒めます。
じつはここで最初に出てくる肉の臭みをとっておくことで、後ほど調味料を入れた時に、仕上がりがすっきりとした味わいになるんです。雑味が少なくなるので、そんなに味つけを濃くしないでもよくなり、ふつうに麻婆なすを作る時よりも減塩になります。
作り方③ 合わせ調味料をからめる
ひき肉の色が変わったら、合わせ調味料を加えてひと混ぜします。そしてなすを戻し入れ、軽く煮て、なすが好みのかたさになったら水溶き片栗粉でとろみをつけてできあがり。彩りに、もしあれば万能ねぎを散らすとなおきれいです。
重たくないけれど深みのある味わい
今回、豆板醤は使っていないので、麻婆なすの辛みは赤唐辛子でつけています。甜麺醤も加えないですし、仕上がりはややあっさりめ。
けれどあらかじめ豚ひき肉の臭みを拭ってあるので、基本的な調味料だけでもけっこうしっかりと満足感のある味わいの麻婆なすになります。
赤唐辛子のあるなしや、その量だけで辛さが決まるので、小さいお子さんや辛いのが苦手なかたにも召し上がっていただきやすい麻婆なすです。
▼レシピの詳細はこちらに。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。