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#狂人日記
「社会正義」は外国の権威に逆らえない
先月11月に発売され各方面で話題となっているヘレン・プラックローズとジェームズ・リンゼイの共著「社会正義はいつも正しい」が日本の出版界から「キャンセル」される憂き目に遭っている。
本書は英語圏のwokeismの思想的背景を批判的な立場から概説したもので、「キャンセルカルチャー」を始めとする社会正義フリークたちの蛮行がどのような<理論>に基づいているのかを丁寧に説明してくれる一冊なのだが、邦訳刊行
ネトゲのサークルクラッシュから考える、この世でコンサルが必要とされる理由
まさにコンサルが必要だった典型的な事例を発見したので共有したい。
オンラインゲームのチームが、お互いをブロックしあう最悪の結末を迎えて崩壊した話
記事の内容を端的にまとめると、あるオンラインゲーム(おそらくFF14)において、高難易度コンテンツに挑む過程でチームが崩壊してしまった経緯を詳細に綴った体験談だ。記事の内容を一部引用しよう。
少しずつ先のステージに進めてはいるものの、クリアにはまだ
なぜ社会学はここまで嫌われるのか
社会学という学問分野は、どこかおかしいんじゃないか?
そんな声が少しずつ高まりつつある。
例えばGoogleで「社会学」と検索すると、サジェストワードに出てくるのは「胡散臭い」「学問ではない」などの辛辣なワードだ。
同じ社会科学である「政治学」「経済学」で検索してもこんな辛辣なワードは出てこないし、「哲学」「歴史学」などの人文科学のワードでもこのようなサジェスチョンはなされない。
どうやら
「フェミニズム版ソーカル事件」を起こした哲学者、大学から追放される
「第二のソーカル事件」と呼ばれる事件が2017年に起きたことをみなさんはご存じだろうか。
「ソーカル事件」とは言わずと知れたポストモダン思想史における大事件だ。1990年代初頭、ニューヨーク大学の物理学教授だったアラン・ソーカルはポストモダン思想と呼ばれる知識体系に疑問を抱く。当時のポストモダンは数学や物理学の知識を援用して社会構造を論ずることが流行していたが、本職の物理学者であるソーカルには彼
人文教養を身に付けることのメリットとデメリット
最近、けんすうさんという方のnoteマガジンを購読してます。自分のフォロワーはあんま知らないと思うんですが、昔nanapiというノウハウ共有サービスを作ったりした、いわゆる「起業家クラスタ」の有名人みたいな方です。
ノウハウ共有サービスで起業しただけあって、けんすうさんは「ハウツー」とか「ライフハック」みたいな分野にかなり愛着があったみたいなんですよね。学校で教えるまどろっこしい教養より、具体的