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写真整理 Ⅵ 〜懐かしの台湾写真〜

どうも西尾です。

私、3月に入り本格的に花粉の影響が出てきております。

鼻水は出て、目はショボショボ、花粉の影響か分かりませんが目眩(体が揺れる感じ?)もしたりと、嫌になります。

皆様もどうぞご自愛ください。


写真整理 Ⅵ

〜懐かしの台湾写真〜

昼間の素敵な出来事の後、TAIPEI HOSTELに戻って来た私は、しばしの休憩の後に夕食を買いに再び台北の街へ繰り出した。

TAIPEI HOSTELから出て大通りに出ると、左手には例のシェラトンホテルが佇んでおり、後ろを振り返ると大きなタワーのような建物がライトアップされていた。

あれは何の建物だろう?

よく見ると特徴的な形をした建物であった。

それはビートたけしさんと所ジョージさんが司会をしている日本テレビ系列の番組「世界まる見え!テレビ特捜部」か何かで見た記憶のある建物だった。

これが台北101。

夜でもライトアップされて離れたところからもその大きさや高さが分かる。

せっかく外に出てきたのだから台北101へ行ってみよう、そう思い立ち台北駅へ向かった。

台北101へは台北駅から地下鉄で向かった。

異国の地の地下鉄に乗るのは初めてだ。

台湾の地下鉄の切符は日本の地下鉄とは異なっていた。

一般的な磁気紙の切符では無く、コインのようなモノであった。

これはユニークで面白かった。

ただ、記念に切符を貰って帰りたいとなった時はどうするのだろうと考えてしまった。

日本だと記念に欲しいと伝えると「乗車記念」や「無効」の印を押してくれるが、台湾の地下鉄ではどうするのだろう。

地下鉄車内は現代的で清潔感のある車内で、人もそこまで多くなく快適な地下鉄旅を行えた。

単に混雑していない時間帯だっただけで、ここ台湾でも通勤帰宅ラッシュの時間帯は日本の地下鉄のように満員になるのかもしれない。

そうこうしているうちに台北101の最寄り駅に到着した。

当時、台北101は世界で1番目か2番目かに高い高層ビルという認識ではいたが、実際にその高さがどれくらいあるのかまでは知らなかった。

台北101の高さは509.2mで地上101階・地下5階まであり、今ではアラブ首長国連邦・ドバイのブルジュ・ハリファ(高さ829.8m)が世界1位の高層ビルになる。

最寄りの地下鉄駅を地上に出ると、そこにはどこまでも夜空に向かって延びる高層ビルが建っていた。

台北101

下から見上げるだけでも凄まじい迫力、威圧感を感じずにはいられない。

日本にも様々な高層ビルが建っており、下から見上げた時は迫力を感じるが、その迫力とは別物であった。

ここから見た台北の夜景は綺麗だろうなと思った。

展望台へ登るにはビルへ入らないといけない。

台北101の入り口を探すも、そこには既に多くの人たちが列をなしていた。

この列は一体何なんだと驚愕したがビルの展望台へ向かう人たちの列で、何重にも重なっており比較的カップルや家族連れが多かった。

どれくらいの待ち時間になるのかが分から無かったが、最低でも2時間は並ばないといけないと思ってしまい、結局登るのは諦めた。

まさかこれほど人が並ぶとは。

事前に調べておくべきだったと後悔したがそれも後の祭りである。

これも仕方のないことだと諦めて私は台北101を写真に収めて、また地下鉄に乗って台北駅に戻った。

台北駅に戻った頃には既に腹ペコであった。

当初は夕食を摂る目的で外に出たのに台北101への往復で時間を費やしてしまった。

どこか飲食店に入るか、どこかで食べ物を買いたいと思い、台北駅周辺を見るもお店が休みなのか閉まっている。

仕方がないので台湾のセブンイレブンに入った。

コンビニのセブンイレブンは台湾であろうと日本であろうと変わらず。

レジ前におでんのような物も置いてあったのには驚いた。

台湾でもおでんは人気なのか。

セブンイレブンでサンドイッチと紅茶のようなものを購入し、夜は肌寒いので宿に戻ってから食べようと思い、ひとまず宿へ向かって夜道をとぼとぼと歩いた。

宿への夜道は閉店したお店とそのお店のピンクや赤などのやけに派手で明るい看板のコントラストが対照的で、それの主張が強く面白かった。

閉店後でもお店の看板の電気をつけておくことは日本でも有りうることだが、ここまでピンクや赤の派手で明るい電飾が煌々と輝くのは、さすが台湾・中華圏といった印象であった。

宿への夜道

TAIPEI HOSTELへの道のり、多くの車やバイクが行き交う大通りを歩き、毛布に包まって寝ている人のいてる地下通路を通り、夜でも高級感を出し惜しみしないシェラトンホテルを指を咥えながら右手に見つつ、TAIPEI HOSTELのある路地に入った。

TAIPEI HOSTELに戻り自分のベットのある相部屋に入ると、相変わらず蛍光灯が2、3本灯されただけの雑居ビル感がすごく、独特の臭いが充満する部屋であった。

部屋を見渡すとどこのベットもカーテンがおろされている。

どこかへ出掛けているのか寝ているのか分からないが、私は自分のベットの上に座りなるべく音をたてないようにして、セブンイレブンで購入したサンドイッチと紅茶で夕食を済ます。

台湾のセブンイレブンで購入したサンドイッチと紅茶。

思いの外、美味しく無かった。

そして紅茶はすごく甘かった。

何故だか、サンドイッチは日本のセブンイレブンの方が断然に美味しいと思った。

もしかしたら、甘い紅茶と一緒に食べたからなのかもしれない、或いは台湾の人向けの味付けにしているのかもしれない。

何種類かあったサンドイッチのうちの一つ、たまたま私が購入したものが“ハズレ”だっただけで他のサンドイッチは普通に美味しいのかもしれない。

そう思うようにした。

なので、次台湾に行った時にはセブンイレブンのサンドイッチにもう一度チャレンジしてみたい。

食べ終わりTAIPEI HOSTELの屋上へ出てみた。

大きなヘッドホンをした欧米の男性が持ち運びエレクトーンなのか電子ピアノなのか分からないが地べたに置いて演奏をしている。

ノリノリで演奏をしていて何とも楽しそうだった。

ノートパソコンも広げていたので何か作曲でもしていたのかもしれない。

私は部屋に戻り自分のベットに横たわった。

なんとか足も伸ばせるだけの幅があって良かった。

こっちに着いて足を完全に伸ばして寝転ぶのは初めてだ。

タオルケットも綺麗そうだったが、エアーマットは見ないようにしておいた。

頭上の窓から外の空気や音が入り込む。

台北の街の音が頭の中で奏でられる。

不思議と日本への寂しさというものは感じなかった。

私はいつの間にか眠ってしまっていた。

続く。



以上になります。

お読みいただきありがとうございました。


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