【ジェノバでジェノベーゼを食べる】イタリア一人旅🇮🇹 2023/10/29 スクラップ日記
「ジェノバのジェノベーゼを食べたい」
チェコ旅行をした友人が、一緒にミラノに滞在することが決まった時に提案してきた。
実は私もイタリアへ行く度思っていたのに、結局実現できずにいたことだったので即決した。
インテルシティでジェノバへ
乗ろうとしていた電車の2等席が売り切れてしまい、倍値の1等席に乗ることになった。
1等席はシートが広くふかふかで、PC作業もできるテーブル付きで快適だ。
しかし、まとめて切符を買ったのに友人とは離れた席になってしまい、ジェノバまでの1時間半は知らないメンズの隣で過ごした。
駅を出ると昔の海外映画に出てきそうな街並み。
イタリアっぽくない雰囲気が新鮮だ。
ジェノベーゼとジェノベーゼ
今回の一番の目的であるジェノベーゼ。
ネットで調べるとよく見る話題なのだが、イタリアにはジェノベーゼが2つある。
私たち日本人の頭に浮かぶジェノベーゼは、
イタリアで言う「ペスト」または「ペスト・ジェノベーゼ」というものだ。
ペスト=バジルソースのことで、その中でもジェノバ産のバジルを使ったソースがペスト・ジェノベーゼということらしい。
さらに、ジェノバがあるリグーリア州のペスト・ジェノベーゼはトロフィエというショートパスタを使っているのが特徴だ。
Osteria PANDEMONIO
日帰り旅行なので早速食事をしに行く。
せっかくの港町なので、海鮮も食べられる店にした。
普段ショートパスタはあまり好んで食べないが、
本場のジェノベーゼを食べるのだから正しい食べ方で挑戦したい。
濃くふくよかなバジルの香りだけで幸せ。
トロフィエも初めて食べたがとてもおいしかった。
ねじれた形にソースがよく絡むし、太すぎず細すぎず、もちもちした食感が癖になる。
トスカーナのPiciというパスタが好きな人は、きっとトロフィエも気に入ると思う。
前日にミラノで食べたリゾットがおいしかったので、海鮮メニューはリゾットを頼んだ。
エビや貝がたっぷり入って具沢山。
お米は少し柔らかめに煮てあったのでおじやのような感じ。
少し時間がかかると言われたが、ちょうどパスタを食べ終わる頃にやってきたのでナイスタイミングだった!
他にもミックスサラダとティラミスを頼んだ。
スタッフの女性がとてもフレンドリーで親切な人で、私の拙いイタリア語も「本当に上手だよ!」と褒めていただいた。
ほんとイタリア人は褒め上手だなぁ。
リアクションが大きいので勉強のやる気が出る。ありがたい。
港町ジェノバの散策
ジェノバ港はイタリア最大の貿易港で、貨物船はもちろん豪華客船の寄港地でもある。
駅にも大きなキャリーバックを引っ張る人たちが大勢いた。
ヨーロッパ最大級のジェノバ水族館が観光名所だが今回はスルー。
海沿いを散歩をしたり、ベンチに座って海を眺めたり、街中をうろうろした。
たくさん歩いたのに、写真も動画もあまり撮っていなくてお見せできるものが少ない…。
海沿いにはイータリーもあるし、町中にもおみやげ向きの加工品をたくさん売っているおしゃれなお店もあった。
小腹が減った時はフォカッチャ屋がおすすめ。
量があるのでシェアできるし、安くておいしい。
ちょっとだけ注意点
他の街と同様、海外にいることを忘れずに行動していれば楽しく過ごせるジェノバだが、注意書きもしておこうと思う。
ジェノバの中心部は高い建物の壁で囲まれた細道が多く、迷路のようになっている。
大きな通りや、飲食店や人が多く明るい場所は過剰に恐れる必要はないが、入る道を間違えると突然怪しい雰囲気になったりする。
どんな場所でも言えることだが、少しでも不安を感じたら無理せず戻ろう。
私たちは、駅までの帰り道でGoogleマップの言いなりで歩いていると、ちょっと怪しげな通りに入ってしまった。(記憶が正しければプレ通り)
道が狭くてすれ違う人との距離が近く、
横道はさらに細く暗いので何かあった時の逃げ場が確保しにくい。
少し不安な気持ちになったので、目の前を歩いていた男性観光客からはぐれないように早足で歩いた。
旧市街で歴史のあるエリアらしいので観光で歩くこともあると思うが、夜一人で(特に女性)歩くのはやめたほうがいい。
再チャレンジしたいジェノバ
とは言え、なかなか魅力的な町だったジェノバ。
日帰りではもったいなかった。
今度イタリアを訪れる時はホテルをとってゆっくり過ごしてみたい。