【ビジネス①】会社員時代によく言われていた「自律した社員になれ」の本当の意味が、経営者になってみてようやくわかってきた話。
■テーマ:会社員時代によく言われていた「自律した社員になれ」の本当の意味が、経営者になってみてようやくわかってきた話。
こんにちは、ニシダユウジです。
今回は少し思いつきですが、新しい趣向で投稿してみたいと思います。
テーマは、
経営者となった今「会社員だった頃の自分を振り返ってどのように目の前の課題解決、行動するか?」
題して、「経営者となった今どうするかシリーズ」を執筆してみたいと思います。そのまんまです。
僕は過去、新卒で一部上場の大企業で働いていましたし、後には中小のベンチャー企業でも複数働きました。役職で言えば平社員も管理職も役員も経験して、現在は代表取締役を務めていて社員を雇用している立場です。
まだまだ駆け出しだった会社員時代のストレスや悩みを思い出しながら、会社のトップに立った今ならどうやってそれらを解決するかを、経営者視点も会社員視点も交えて考えていければと思っています。特に現在会社員の方に、少しでも参考になれば幸いです。
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初回のテーマは、これも今日ふと思いついた事なのですが、会社員なら口酸っぱく言われるであろう「自律」という言葉について。これを考えてみたいと思います。
「経営者となった今、会社員時代いまいちわからなかった「自律」という言葉をどう捉えるか」
が第1弾のテーマです。
どこの会社でも言われるかもですが、僕が新卒で働いていた上場企業では社員の行動理念にも「自律」という言葉がとにかく使われており、めちゃくちゃに重要視されていました。当時の自分はなんとなくでしか意味も理解していなかったし、正直大して考えて行動してなかったです。
まぁ意味を考えれば「自分を律する」という字なので、「自分をコントロールできる社員になる」そんな程度の認識でした。「自律」と「自立」は違う、とか言われても、そんなに違いもわからなければ、気にもしていませんでした。
しかしつい最近、同世代の社長さんとお話する機会があり、
「どんな基準で社員さんを採用するんですか?」
「どんな社員さんが多いですか?」
と聞かれ、考えた時に、ふと
「自律した社員」
と答えそうな自分がいました。
・・・
「いや、自分もめちゃめちゃ使ってるやん」
そうです。自分も会社側の立場に立てばめちゃめちゃ使っていました。
ただ、一つ違うのは、その意味合いは昔のようにぼんやりしたものではなく、自分の中にハッキリと望む「自律」の形があった事。
そこで今回は、会社員時代にはそんなに深く意味がわからなかったけど、経営者になった今では強く求めたい姿勢である「自律」という言葉の意味について。当時の自分は「自律」をどう受け止めればよかったのか。このテーマについて、少し突き詰めてみたいと思います。
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では、始めていきます。
このお題については、今の経営者視点から読み解いていくアプローチで解答に近づいていくと思います。
経営者視点で見ると、どこの会社にでも必要とされる「自律した社員」とは、「どんな会社でも欲する人材」という点ともリンクしてくると思っています。
では僕が今「どんな社員、どんな人間に会社に関わってほしいか?」と聞かれると、
「自分で自分の課題を設定し、自ら工夫して課題と向き合える人間」
「自分で勝手に成長できる(成長スイッチを押せる)人間」
「与えられた仕事を、やらされるのではなく自分の仕事にできる人間」
などなどが初期段階の項目で挙がってきます。
なんとなくこの項目、「自律」っぽい。
なのでおそらく、このあたりが会社が本当に言いたい「自律」の意味に近い点なのではないかと感じました。
もう少し読み解いていきます。
「自律」の意味を辞書的に探ると、
「他からの支配や助力を受けず、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること。」
と書かれています。
要するに文字どおり「自分を律する」「自分を正しくコントロールする」という意味ですが、
それをもう少し深く掘り下げると「自分の成長のコントロール」「自分のモチベーションのコントロール」「自分の周囲の環境のコントロール」「自分の稼ぎのコントロール」など多岐に亘ります。
そしてそれを再度要約して言うと、「自分1人であらゆる状況を打破できる自分になれるような心身のコントロール」を求めている事になります。
まぁ、要するによくサッカーなどで言われる「個の力」と言われるものに近いニュアンスを感じます。
そして、このあたりのニュアンスと、自分の今の経営者視点の想いとリンクさせていくと、今回のこのテーマの答えが出ました。
会社員時代わからなかった「自律」という言葉の本当の意味。
究極にわかりやすく言えば、こう結論付けられると考えます。
以下が今の僕なりの「自律」の答えです。
「自律」とは、会社員でありながら、1人の「個人事業主」として存在できる力を有した状態になる事である。
コレです。
社長の職業欄には実際に「自営業」と書くし、社長のほぼ全員がそもそも「個人事業主」です。もともと個で存在できる力を身につけてから、その延長戦上で組織を束ねている人が多く、必然的に力がある人が多いのだと感じじます。
なので、社長はそもそも「会社員」マインドを持って存在していない人の集まりです。
もっとぶっちゃけて言えば、社長は内心では社員に「会社員」マインドは求めておらず、実は全員が「個人事業主」マインドであってほしいと考えています。
そして社長は一度は、自分があと何人か社員にいたら会社は楽だと感じた事があるはずですが、社長は常に社長候補を求めています。社長はある種で、会社員に求めているのは、「個人事業主」もっと言えば「社長」としてでも存在していけるくらいの人材を求めているのではないかと感じます。
だから「自律」を口酸っぱく求めるのではないかと。
なので、当時の自分に声をかけられるとしたら、こう言いたい。
「今は会社員の立場でも、存在は個人事業主として、ゆくゆくはその会社を辞めても、自分1人でビジネスをしても、どこの会社や環境でも通用するくらいの実力をつけなさい。誰にも依存せず、自分であらゆる状況を打破できるくらいの生命力をつけなさい。」
おそらくこの姿勢こそが会社が求めている「自律」の在り方だと思います。
そして会社員時代に自分が求めていた答えだと確信しています。
特に、大企業にも安定はなく生き方の選択肢が拡がっているこの時代には、今後こういった考え方は確実に浸透していくと考えます。
以上が、経営者となった現在の僕なりの答えです。
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では、本日の内容をまとめておきますね。
「経営者となった今どうするかシリーズ」の第1弾。
■テーマ:
「経営者となった今、会社員時代いまいちわからなかった「自律」という言葉をどう捉えるか」
■まとめ
・「自律」とは、会社員でありながら、1人の「個人事業主」として存在できる力を有した状態になる事である。
・社長は内心では社員に「会社員」マインドは求めておらず、実は全員が「個人事業主」マインドであってほしいと考えている。
・「今は会社員の立場でも、存在は個人事業主として、ゆくゆくはその会社を辞めても、自分1人でビジネスをしても、どこの会社や環境でも通用するくらいの実力をつけなさい。誰にも依存せず、自分であらゆる状況を打破できるくらいの生命力をつけなさい。」
以上のメッセージが、現在経営者の自分から会社員時代の自分に送りたい「自律」に対しての結論である。
以上
今回は新たな趣向で投稿してみましたが、長々とお付き合い頂きありがとうございました。
では、また次回もよろしくお願いします。
ニシダ
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