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永遠の難題 医師自身が食後眠気を解消


日本人は日中眠くなる人の割合が七割と言われていて、遺伝的に眠たくなるそうです。
僕も例に漏れず、食後に眠たくなっていて、学生の時は勉強も、社会人になってからは仕事も捗りませんでした。

僕のいう「食後」とは朝食後も含みます。
学校または職場に着いたら眠くなり、昼を食べたら眠くなるという生活を繰り返していました。

色々対策して、今ではほとんどありません。その一部を紹介します。

もともと、メカニズムとして、食事を摂ると、血糖を下げるインスリンが分泌され、食事によって上がった血糖が、一時的に低血糖になることによって眠気が誘発されやすくなると言われています。(異論も存在するようです)

また、高脂肪食を食べると、眠気が誘発されるという調査結果があります。
研究結果も大事ですが、実際自分の体ではどうかチェックする必要があります。

カレーとかを食べると眠気が起こりやすくなります。僕も実際試してみましたが、高確率で眠くなります。
また、ラーメンとかもなります。
これらは高脂肪食の典型みたいなものですよね。

僕の場合は、うどんも強烈な眠気を誘います。頭にめまいを覚えるほど眠たくなりました。
うどんも高GI(Glucose index)といって、血糖値が急激に上がる性質を持っていて、炭水化物がメインです。

GIによって眠気の程度は変わらないという報告もあるようですが、管理栄養士さんに聞くと、実際にはやはり高GIの食品は眠気の訴えが強いそうです。

研究結果と合わせると、炭水化物(高GI)+脂肪が多く含まれる食品は、自分にとって眠気が起こりやすいと仮定しました。

高インスリンの分泌量を緩やかにすると、眠気が誘発されにくくなります。
GIが低い食べ物は、血糖値が緩やかに上がるので、眠気になりにくいのでは、と考えて色々な食材を試しました。値段や手に入れやすさとかも考えました。

結果、昼過ぎにナッツ、カカオをつまんで、お腹が減ったときはさつまいもや八割や十割そばを食べるような生活をしていますが、全く眠くなくなりました。

ナッツやカカオは脂質が多く含まれていますので、脂質そのものよりやはり炭水化物との組み合わせもあるのかなと考えています。また、脂質が多いメニューは、外食や弁当や出来合いの食品では、とても美味しく感じられる高GIの炭水化物との組み合わせが多く、それが眠気の誘発を促進しているのではとも考えました。

他にも、里芋、玄米、トマトなどの野菜、大豆、りんご、オレンジなどの果物、サバ缶も眠気が誘発されませんでした。

なので、飽きた時はこれらの材料を使い回ししています。

また、他にもいいことがありました。
里芋やそば以外は、調理しなくても食べられるものばかりで、ちょっと食べるだけでお腹いっぱいになります。

眠気を抑えるための食事を続けて行った結果、惣菜、弁当、加工食品、お菓子などをほとんど食べなくなりました。揚げ物は、誰かと食事に行ってたまたま出された時に、ちょっと食べるくらいですね。

また、玄米に関していうと、日持ちしますので、30kgとかの大量買をしています。1食数十円くらいになり、食費が激減しました。
あと、みんな気づいていない人が多いのですが、加工食品はすぐにお腹が空くものが多い上にかなり高いです。で、栄養は全然入っていません。

例えば、さつまいもをそのまま食べると、たくさん買うと数十円〜100円程度と安い上にお腹いっぱいになって、皮も食べるとポリフェノールが得られます。

調理の時間も、食費も減って、全体的に食物繊維、ポリフェノールが増えたりとかなり副次的な効果が得られました。