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医療の舞台裏シリーズ

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綺麗事ではない、実際の医療現場での実態について、考察とともに述べています。
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2024年10月の記事一覧

医師としてあまり口にしない技術的な悩み12

異常と正常、軽症や重症の分類が役に立たないあいまいな、ぼんやりした患者の例をみることがあ…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み11

今回紹介する医師として抱いている悩みは、現実の人間ははっきりこの状態と決められないケース…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑧

 医療現場では常に十分な経験や知識で取り組めるわけではなく、うろ覚えの最低限の知識でなん…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑦

医師として仕事をしていると、患者さんにとっては、しっかりしていない状態で仕事をしている場…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑥

医者の仕事で、様々なパターンの織りなす人間の体を扱うにあたって、論理的思考能力が役立たな…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み⑤

医師として仕事していると、限界を感じることが多いですが、 今回のトピックは、論理的思考能…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み④

医者の仕事でやはり技術的に限界を感じます。 医療業界以外の方も共通の限界を感じている方もいるかもしれません。 専門外の方でもわかりやすいように心がけながら解説します。 多くの情報を取り入れれば取り入れるほど、判断のブレが生じるという問題は、 ブレについてフィードバックが与えられれば、減ることがわかっています。 対策として、病気の出現率などの客観的な数字を勉強しておいたり、 自分の以前の判断を記録しておいて、大きく外れていないかどうかみるといった方法があります。

医師としてあまり口にしない技術的な悩み③

医者の仕事でやはり技術的に限界を感じます。 医療業界以外の方も共通の限界を感じている方も…

医師としてあまり口にしない技術的な悩み①

ほとんど毎日自由時間の中、趣味として医業を少しだけやっていますが、 日々自分の誤診やミス…

半人前でもいきなり一人でやれ

研修医の時の先輩に会いました。 研修医が一般的にやれる範囲を超えて、一人でやらないといけ…

何かあっても蘇生しない=何もかも諦める

癌の末期など、そのまま亡くなることが確実な場合、何かあっても蘇生しないという決定をします…

危機に怯える精神科医と恐怖を感じない小説家②

揺さぶられた時に人は本性がでます。 新型コロナウイルス感染症を目の前にして動じなかった小…

危機に怯える精神科医と恐怖を感じない小説家①

揺さぶられた時に人は本性がでます。 普段は偉そうにしていて、新型コロナウイルス感染症の時…

事故を起こしたい人と未然に防ぐ人

病院で患者が診察、検査や治療を受けるとき、人ごとに違うことが多く、システム化されてはいるものの、手作業で流れを汲んでいきます。 思い違いや、思い込みが発生しやすく、思いもよらなかったミスが起きたりします。 重大な事故を未然に防ぐ人たちについて解説しました。 よく、医療現場で見落としやミスがあって、患者が危険な状態になった、亡くなった、病気が悪化したことが起こり、社会問題になるケースがありますが、 実際にはもっと大量に起きています。 よく聞くのはハインリッヒの法則です