ママは先生
私は教師でも医者でも、政治家でもありません。
でも、私のみならず全てのママは子どもより「先」に「生」まれているから子どもから見ると“先生”です。
この先生(私)は子どもと一緒に生活する中で、何か役に立ちそうなことが あれば折に触れ楽しく説明し、色々な事をさりげなく教えていました。
それは、所謂学校の勉強ではありません。
(私は娘に学校の勉強を教えた記憶はありません)
私が娘に教えていたのは、生活していく上で便利な知恵や、知っている方が楽しい事などです。
その時々に、タイムリーに教えてあげられて、子どもの成長を楽しめるのは一緒に暮らしているからこそ、いつも傍にいるからこそです。
小さい子どもには、こんなことはわからないだろう、説明するのはまだ早いだろうと思っていると機を逃します。
まだ理解できないかも?と思っても、とりあえず説明していました。
優しい言葉でゆっくりと。わからなくて当たり前、もしわかってくれていたらラッキー!
「大人」って呼ばれている人の中にも、子どものような人もいます。
子どもの中にも「大人な子」っているんです。
そんな「大人な子」たちはすぐに理解してくれます。
日々の生活の中には、大人には当たり前の事でも子供には目新しくて初めての事が多いのです。
例えば冷凍食品を買った時にもらってきたドライアイスを、皆さんはどうしていますか?
ボールに水を用意して「さあ何が起こるかな?」とマジシャンのように言って、ドライアイスを入れて ブクブクモクモク すれば子供の目はキラキラしますよ。
うちの娘も初めて見た時は驚いていました。
私がしていたのはこんな簡単なことからです。
街中を歩く時は、危険を回避する方法を伝授します。
信号待ちをするときは歩道のどこで待つのか。
その場所、その時々に出来るだけ安全な所はどこなのかを理由を添えて説明しました。
車道間際で待つと内輪差で危ないとか、歩者分離式の交差点では、信号が青でも勘違いして走って来る車があるかもしれないので、必ず車が止まったことを確認してから渡るとか。そういう日々の語りかけの繰り返しでリスクを見極める目を養うと、危機管理能力が上がります。
時々、子どもから目を離してスマホに夢中な方を見て驚きますが、子どもより大事な物はないはずです。子どもと道路を歩く時はしっかり手を繋いで、車道側は大人が歩いて下さいね。
自分がしてもらったそんなことを覚えていて、また孫にも伝授してくれたら嬉しいな。。
いろいろ教えてきたママ先生ですが、いつしか先生と生徒の立場は逆転していて、今では娘にスマホの使い方等を教えてもらっています。笑