1月21日/初めにうまくいかないことがあったとしても、望むものはその後に来ることがある
"このようにして皆さんが
自分の個人的な精神を排除して、
そして教室へ入っていきますと、
生徒たちと皆さんとの間に内的な力を通して
一つの関係が作られることになります。
外的な事情は、
はじめはそのことと矛盾しているように
見えるかもしれません。
皆さんが学校へ行きましたら、
多分悪童たちと向かい合うことになるでしょう。
そういう悪童たちは、
みなさんのことをからかったり、
笑ったりするかもしれません。
けれども、今ここで学ぼうとしている考え方を通して、
皆さんは内的に強くなっていなければなりません。
そして自分が笑われたことを、
全然問題にしないようでなければなりません。
それは、ちょうど皆さんが雨傘を持たずに外出して、
突然どしゃぶりの雨に遭った時と似ています。
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そこに区別を設けず、
子どもたちに笑われることを、
どしゃぶりの雨に遭うのと同じように、
そのまま受け取ることができるほどにまで十分に力強く、
思想を深めていかなければなりならないのです。
このような考え方とその考え方に対する
正しい信頼感とに貫かれているならば、
おそらくは一週間後、二週間後に、
あるいはもっと後になって、
たとえその間子どもからどんなに笑われ、
からかわれていたとしても、
望む通りの関係がきっと作られるはずです。
どんな抵抗を受けても、
私たちはこの関係を、
私たち自身の内部から
創り出していかなければならないのです。
私たちはこの最も大切な教育課題を
よく意識していなければなりません。"
<<教育の基礎としての一般人間学>>
子どもたちの教育やサポート、すべての人が「自分らしく輝ける」社会の未来を描けるよう、活動していく資金とさせていただきます。