1月23日/呼吸は外界と身体をつなげる行為
"人間と外界との関係の中で最も重要なのは、呼吸です。
私たちがこの世に生まれますと、すぐに呼吸し始めます。
母親の胎内における呼吸はまだ、いわば準備期の呼吸であり、
人間に外界との関わりをもたらすものではありません。
正しい意味で呼吸と呼ばれるものは、
母胎から離れたときにはじまるのです。
この本来の呼吸は、人間の本性にとって
非常に多くのことを意味しています。
なぜなら、人間の体の三分節化された組織は
すべて呼吸することで存在を可能にしているからです。
三分節化された身体組織の中でまず取り上げるべきなのは、新陳代謝です。
新陳代謝は一方の末端において呼吸と密接に関連しています。
呼吸の過程は血液循環と結びついています。
血液循環は外界から別な道を通って入ってきた
素材(養分)を体内に摂取します。
ですから、一方で呼吸は代謝系全体と関連しています。
呼吸はそれ自体固有の機能を持っていますが、
それにもかかわらず、一方では代謝系と関連しているのです。"
<<教育の基礎としての一般人間学>>
子どもたちの教育やサポート、すべての人が「自分らしく輝ける」社会の未来を描けるよう、活動していく資金とさせていただきます。