学校の厳しい校則の裏側
学校のブラック校則なんて最近ちらほら耳にしますよね。確かにいき過ぎている校則があるのも事実だと思います。ただ、私は校則を守るために死守して来ている先生方も見て来ているので、その大変さも理解できる部分もあります。
子どもたちって全員ではないですが、
ギリギリを狙って来る子
って一定数居るんです。まあ昔の話で言えば髪の毛にコーラかけて
黒髪ですが光当たったら茶色なんです
みたいなギリギリを狙って来る訳なんです。今の時代の男の子で言えば
短髪に見えるが横に少しなんか横線が入ってます
みたいなね。ギリギリを狙って来る訳なんです。小学生の筆箱で言うと
若干模様が入っているけどけどキャラクターじゃないからオッケー
みたいな。シャーペンは小学生はほとんど禁止ですが
鉛筆型のシャーペンを忍ばせて先生居ない時に使う
みたいな強者もいます。私としては声はかけるものの微笑ましいなと思う所もあるんです。子どもってそういうのが楽しかったりもしますよね。まあ絶対注意しますが。その情熱を勉強に向けて〜ってよく言ってます。
最近で言うと学校のタブレットは画像検索とかで保存したりするのとか動画を見るなど禁止なんです。じゃあ子どもたちはどうしてるかと言うと、
家でYouTube流してそれをタブレットで動画撮って来るんですよ
家で撮った動画だからオッケーでしょってことです。よく思いつきますよね。これは複数の学校で
見かけたんですよ。ということはそれぞれ違う学校で違う子が考えついたってことなんです。
どうですか?
学校ってこのような事を常に目を光らせながら毎日毎日何人も何人も対応しているんです
本当はこれぐらい良いと思っていてもギリギリを狙って来る拡大解釈する子どもたちがいる訳なんです。なので、校則もだいぶ手前で線を引いておかないと結構何でもオッケーになってしまう訳なんです。
私は毎回声をかけるしダメなことはダメだと伝えますが、結構大変です。もう慣れているので苦ではないですが、この向き合い方はしんどい人はしんどいと思います。声かけると反発で返ってくるなんてこともありますからね。この声のかけ方っていうのは相当テクニックがいります。子どもたちにも試されていることもしばしばある訳です。注意するのか、するならどう注意するのか、みたいな所はよく見ています。
もう一つ重要なことがあってよく最近女の子の下着などについてのブラック校則なんて言われていますよね。あれも理由があったりします。
女の子を不審者から守るためです
薄着になる季節など下にもう一枚服を着るように言われます。ボタンも上まで止めるように言われます。門前で生徒指導の先生が女の子に
ちょっとボタン開き過ぎているからもう一個閉めようか
など声かけしているのも見て来ました。これらは犯罪から女の子たちを守るための側面もある訳なんです。学校で働いていると不審者って結構来ます。外からカメラ持って覗く人なども何度も見て来ましたし、通報したり下校を付き添ったりもして来ました。侵入して盗んでいったりなども何度かありました。ニュースでやっていたブラック校則の学校などはあれは間違っています。しかし、全部が全部ではなくて子どもたちを守るためにしている学校も沢山あると言うことです。
厳しくても子どもたちが安心安全に通える学校
この方が良くないですか?私は先生方がその分努力して走り回っているのも見て来ているので、多少厳しくてもこちらの方が良いと感じます。自分自身も不審者対応で手伝ったことは何度もあります。不審者対応で先生たちも私もケガをするような事態になってもおかしくない場面なんてよくある訳なんです。でも、私はケガしてでも守る覚悟を持ってやっています。先生方も同じ気持ちです。厳しい校則は子ども同士の安全を守るためのものでもあります。オッケーしたらトラブルになりそうなことって沢山ありますよね。
間違っている校則があるのも事実ですが、厳しい校則のこのような側面も伝われば幸いです。