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子どもたちに人気のこのゲームは要注意です

先日娘が近所のイベントに行きました。友だち2人と一緒に行く約束していたのですが、いつもの子がまた意地悪をして来ました。その子についてはこちらの記事です↓



内容はですね、娘と一緒にイベントに行く約束をしていた子に声をかけて


私と違う場所で待ち合わせをして◯◯ちゃん(うちの娘)を1人にしないか



と声をかけて来たそうです。中々ですよね。この出来事自体についてはちょっと一旦置いておきます。様子を見ながら対応を考えます。声をかけられた娘の友だちが話に乗らなかったのでそれで終わったのですが、そのやり取りがされたのがゲーム内でのチャットだったんです。そのゲームが今流行りの


ロブロックス



というゲームです。Switchとかのゲームではなくアプリのゲームですね。子どもたちに人気のゲームでYouTubeでプレイ動画なども沢山出ています。どんなゲームか簡単に説明しますと、誰かが作ったゲームがロブロックスには沢山ありましてそのゲームを無料で遊ぶ事が出来るようになっています。友だちと一緒にプレイする事も可能です。


実は2年前ぐらいにも記事にロブロックスは危険だと少し書いた事があるんです。その時に比べてロブロックスをやっている子どもたちは急増しております。YouTubeでさらに火が着いたのだと思います。誤解がないように言っておくとロブロックスのゲーム自体は賛否はあると思いますが普通のゲームです。私もやった事がありますが、面白いゲームも中にはあります。一部過激なものもありますが。ここで一番伝えたいのは、


ロブロックスのチャットが使われた



という事なんです。保護者の方々が年齢が低い子どもたちにスマホを持たせない事は珍しくないと思います。持たせない理由は色々とあると思いますが、その中にはLINEやSNSのトラブルを避けるためというのがあると思います。その避けたいネットでのコミュニケーションが


ロブロックスという抜け道によって作られている



という事なんです。娘のケースを書かせて頂きましたが、仕事で学校で働いてもロブロックスのトラブルが多発しています。どれもチャットを通したトラブルです。仲間内でやっている事が多いので知り合いとのトラブルがほとんどです。色々なロブロックスのトラブルを聞いて来た私としましては、ロブロックスに限らずですが、


表情も口調も読み取れないネット上のコミュニケーションは子どもたちには難しい部分がある



と感じています。面と向かったコミュニケーションの練習中の子どもたちが擬似的なコミュニケーションをうまく扱えるかと言うとやはり難しい部分があります。ニュアンス的な事を捉える必要も出て来るからです。大人でもLINEやメールでトラブルありますからね。既読スルーなんて気にしないようにしても大人でも気持ちが引きずられます。ただ、そこは大人なので感情を切り捨てる事が出来ます。


上記にも書かせて頂きましたが、ロブロックス自体を批判している訳ではないです。無料であれだけのゲームをプレイする事が出来る訳ですからね。ゲームとしてはとても良いゲームと言えます。厳密に言うと


今はロブロックスが抜け道として使われている


という事なんです。少し前はフォートナイトの方が断然抜け道として使われてトラブルも多かったです。要はネットには


流行りやその時代時代の抜け道がある



と言う事なんです。昔流行ったmixiなんてものもそうかもしれません。昔全盛期に知らない女性からメールが来た事がありました。まあ特になんて事がないメッセージが届くぐらいだからたまに返していたんです。後でわかったのですが、その女性は私の昔からの友人の彼女だったんです。私の友人が浮気していないかを探っていたんですよ。他の数人にもメッセージを送っていたようでその後修羅場となりました。好きな人のお互いの携帯をチェックしていたり異性と連絡を取らないように決めていてもこうやって抜け道が出来る訳です。


ロブロックスをやらないように禁止しても意味がないと思います。それは今の抜け道がたまたまロブロックスなだけだからです。第二の抜け道第三の抜け道は次々に出て来ます。私たちが出来る事は


自分たちでトラブルを回避出来ない年齢の子は親がしっかり管理するかやらせない


もしくは


そのような事をしないように言い聞かせる



しかないように思います。大人もそうですが、子どもたちも誰しもええ部分とそうでない部分を持っています。このそうでない部分の向き合い方や変え方というのは色々な選択肢がある訳なんです。この部分がネットを介して大きく見えてしまったり何かに影響してしまったらもったいないと思います。


悪い部分が誇張して見えてしまって誤解を生む



これが一番避けたい事やなと思う訳なんです。自分の問題には向き合わなくてはいけない時があるかもしれませんが、ネットを介して悪い部分が誇張された自分には向き合う必要はないように思うんです。それは本当の自分ではないからです。そして、その悪い部分が誇張された自分によって何かを失うような事があればそれは本来失うべくものではない何かだったのかもしれません。


最初の娘の話しに戻りますがもし、その意地悪した子が娘に面と向かって


私が◯◯ちゃんと行きたいからやめて



と言っていたらまた印象が違いますよね。しかし、これが娘もやっていないゲーム内で裏で言われていたという事になると印象は大きく変わって来る訳なんです。娘の友人達も不快度は増したと思われます。みんなの目の前でないゲーム内のチャットだから小さく収まると思っていたものが、実際は反対で大きくなってしまっている訳なんです。


今日は記事が長くなってしまっていますがもう少しすいません。長年仕事をして来ていてネットトラブルに限らずこのような場面は沢山経験して来ています。


本人像と事実が乖離(かいり)している



このような場面によく遭遇します。出来事や事実だけ聞くと中々な出来事で聞く人によっては陰湿さを感じるような事でも、本人から聞き取りをするとそこまで考えていなくて単純な理由だったりする事は多々あるんです。


子どもの場合は事実=本心にはならない



こういう事をすると相手にこう見えるなどわかっていない部分もまだまだ多いのです。事実と本人が思う気持ちというものをかいくぐりながら本当の本心に辿り着くのが私の仕事です。でもやってはいけない事はやはりやってはいけません。その辺りの落とし所や本人への認知が同じ事が起きないためのキーとなって来ます。



長くなってすいません。何か参考になれば幸いです。



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