MTGは発言しない人を受容するファシリが超優秀説【挙手強制のジレンマ】
とある転職エージェントのひとりごとです。よければお付き合い下さい。
守 破 離
「臆せず年下から連絡せよ」との教育を受けました。妙に素直なのでその通りにしていたら大人たちから可愛がられました。年齢が一回り以上離れた優秀なビジネスパーソンや、上下関係がしっかりある環境で育った方から好まれる、第一ステップのような感覚です。
「壺には大きな石をはじめに入れよ」的な話に通ずるかもしれません。目上と話す機会は、若い内に作るほど損しないなあと実感しました。
しかし自分の教訓は「正論だけど正解じゃない」みたいな事がありますよね。年下に同じことを求めるばかりが正解ではない…と徐々に気づきました。守ってきた教えが通じないのでは?と前提を疑う瞬間です。
例えば「会議で発言しないなら居ない方がマシだ!」的な正論パンチは簡単にできます。教育でいう「教」の部分ですね。一方で、挙手制が苦手な人に負荷をかけず議事を進められるファシリには、洗練された美しさを感じます。教育でいう「育」部分かもなと思います。
「しきたり」は理解できたとして、そのまま積極的に自己アピールできる人は報われます。しかし奥手だけど思考が深くて優秀な人にはチャンスが巡ってこない。この現実を他人事と思って目を瞑るか、寂しいので何か画策するか。まさに分水嶺ですね。
自分が教わったことは真理ではなくて、策の一つに過ぎません。驕らずに溺れずに…「他者も勝たせるには」と考えたところ、とりあえず弱肉強食の思想を捨てることが大切そうです。相手を目上と捉えることは必要でも、目下と捉える必要はないのかもしれませんね。
書いてる人:仁井 貴志(にい たかし)
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専攻:産業・組織心理学
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