禍話リライト:甘味さん譚【肉のメモ】
廃墟を巡ったり、そこで宿泊するのを趣味とする『甘味さん』と呼ばれる女性がいる。スリルを味わいたい肝の据わった人物だが女性であることも踏まえて、廃墟探索に関して怖いと感じている部分がある。
『人がそこにいること』らしい。
廃墟に人の存在を感じたとき、おおよそ男性だという。何故女性がいないのか。女性も住めばいいと、変わった男女平等を謳う甘味さんの感性もどうなのか。不衛生で立地条件もよくない生活起点を選ぶ女性がいるのか、真偽はさだかではない。予想できる状態以上の何かを背負ってい