高校2年生、開放病棟入院③
前回同様、病院だとお腹があまり空かなくて
祖母の持ってきてくれるお弁当は食べるけど
病院食は摂取量をどんどん減らした。
18歳以下はおやつも出るけど
それすら手をつけるのが怖かった。
毎日、体重計に何度も乗っている私を見て
見るからに細い摂食障害のお姉さんが
"体重気になるの?"と声をかけてくれ
デイルームで会うとよく話すようになった。
洋服をいただいたこともあって
こんな細い人が着てる服が入る!ってことが
すごく嬉しかった反面、まだまだ太ってて
もっと痩せて綺麗に着こなしたいとも思った。
余談だが、今思えば元々標準体型だった。
親に幼い頃から"よく食べるね"とか"デブ"とか
言われてて自分はすごく太ってると思ってた。
"親が絶対"の子ども時代に言われた言葉は
いつの間にか"呪い"になってしまって
冗談のつもりでも、認識を歪めてしまうほど、
生活を変えてしまうほどの力を持っていた。
食事や水分の摂取を極端に減らしたからか
腸閉塞になりかけて、朦朧としながら
数日苦しんだこともあった。
(その時に同室のおばあさんが
ポカリをくれたのが泣くほど嬉しかった!)
そんな調子で今回の入院ももれなく点滴生活。
水分不足からなのか血管に針が入らなくて
腕には針跡がたくさんだった。
"点滴するぐらいだから歩くのはダメ"と
看護師さんにもお姉さん方にも言われたけど
空き時間でウォーキングも続けていたし
作業療法も変わらず参加していた。
つづく