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【読書記録】ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために/ドリー・クラーク 著
おはようございます!
本日で33冊目の読書記録やっていきます。
今回紹介する本は、『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために/ドリー・クラーク 著』についてです。
なぜ、この本を選んだか?
成功したい
お金持ちになりたい
そんな欲望ばかりの30代前半。
プログラミング教室の受講や資格取得や副業に挑戦しました。
しかし、やっては飽き、やっては飽きの繰り返しだったと思います。
これらすべては短期思考だったらだと思います。
どれも1年も続きませんでした。
「もし、これらの思考が2~3年、5年などの長期思考だったら変わっていたのかもしれない。」
そう思ったので、この本を手に取りました。
どんな本?
タイトル通りですが、長期戦略をテーマに書かれています。
実例がたくさん掲載されていますし、思考やテクニックなどもわかりやすいです。
3つのパートに分けられていて、10章で構成されています。
パート1 余白
第1章 私たちはなぜこんなにも忙しいのか?
第2章 魅力的なことに対しても「ノー」という
パート2 集中
第3章 正しい目標を設定する
第4章 新しいことに挑戦する
第5章 波で考える
第6章 戦略的レバレッジ
第7章 正しい人々、正しい部屋
パート3 信念
第8章 戦略的忍耐
第9章 失敗を再定義する
第10章 収穫する
このような構成になっています。
それでは、特に重要だと感じたポイントを紹介していきたいと思います。
ポイント① 長期思考で人生が変わる
『はじめに』の部分で著者はこのように言っています。
「欲しいものはほぼすべて手に入る」と理解することだ。
ただし、すぐには手に入らない。きちんと計画を立て、忍耐強く、着実に進んでいけば、いつか目指していた場所に到達することができる。
最初のうちは遅々として進まないかもしれない。
だが、努力は複利のように大きくなる。
一つずつ行動を積み重ねていけば、いつか驚くような結果を出せるだろう。
目先の利益の誘惑に負けず、不確実ではあるが、価値のある将来の目標に向かって努力を続ける───これが、「ロングゲームをプレイする」ということだ。
著者は、コロナでオンラインセミナーを行うことで、ビジネスが飛躍したそうです。
その背景には長い下積み期間があったそうです。
下積みで力を蓄えてきたからこその、飛躍ができたと言っています。
たしかに、テレビで活躍する芸人さんや、継続的に稼ぐことのできているブロガーの方たちを見ていると、下積み期間は大事なのかもしれないと思いました。
また、やみくもに続ければいいという訳ではありません。
時代や状況によって変える必要はあります。
しかし、長期思考ができれば、諦めて何となく辞めるのではなく、違う方法を考えるという選択もできるのではないかと思います。
『長期思考』は長い時間を使って、今とは違う人生にする。
人生を変えると思いました!
ポイント② 欺きの段階
こちらの記事にもありましたが、努力は侮れないのかもしれません。
この本で、欺きの段階というものが紹介されていました。
小さな数は、たとえ2倍にしても小さな数でしかない。
そのため一見しただけでは、のろのろ進む線形の成長と勘違いされがちだ。コダックが最初に発表したデジタルカメラは、わずか0.01メガピクセルだった。それが0.02から0.04、0.04から0.08と倍々に増えていく。この数字を見ただけでは、どれもゼロと同じだ。しかし、地平線の向こうには大きな変化が待ち構えている。整数の壁を突破すれば、(1、2、4、8・・・になれば)、2倍を20回繰り返すだけで100万倍の大きさになる。30回繰り返せば10億倍だ。この段階になると、人々は指数関数的な成長の本領を目撃するようになる。
これは、テクノロジーでもビジネスでも同じだといいます。
Amazonだって、最初はガレージから始まりました。
Facebookも、学生向けのSNSが始まりです。
YouTuberのHIKAKINさんも、スーパーで働いていた頃から、YouTubeを上げ続けての今の活躍ですものね。
目には見えない努力が積み重なることで、徐々に大きなくなり、いきなりはねる!
現実社会はそういうものなのかもしれません。
ポイント③ 最後はメンタル
ここまで書いてきて、努力は絶対報われるとは言いませんが、努力は重要だと思います。
凹むことや想定外のことがあった際に、多くの人は諦めてしまう。
そんな時に重要な3つのカギをこの本では紹介されています。
それは、次の3つです。
独立心
好奇心
立ち直る力(レジリエンス)
1.独立心
この気持ちがなければ、魅力的な誘惑、自分にとっての些末なことに流されます。
自分の大事なこと、価値観。
これらを優先させなければ、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
2.好奇心
自分がどんなものに興味を持っているか?
どんな人やものに引きつけられるか?
このようなことを理解することが重要なのだそうです。
たしかに、好奇心をもとに動かないと飽きてしまい続かないように思います。
3.立ち直る力(レジリエンス)
挑戦にはうまくいくことの方が少ないです。
どれだけ頑張っても、運や偶然やタイミングなどに左右されてしまいます。
なので、多くバッターボックスに立つことが重要だとあります。
エジソンも電気の発明の際に、10000回の挑戦をしていますものね。
ある意味、楽天的な方がいいのかなと思いました。
僕もこの3つを伸ばし、長期の思考でやってみたいと思いました。
感想
最後までお読みいただきありがとうございました。
僕の体験ですが、2020年にTwitterを解説し、フォローをしていた人が100人くらいいました。
Xになり、1年くらい経ち、今でも継続して、ポストを上げている人は一割くらいだと思います。
当時フォローしていた人は、意気揚々と独立や○○○○○円稼いでいると言っていたのにです。
もちろん、インスタやYouTubeに流れたのかもしれませんが。
やはり、それだけ続ける事は難しいのだと思います。
(自分もですが・・・笑)
今度こそは、長期思考を活かし、長ーーーーーく、続けてみたいと思いました。
ではでは~。
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