見出し画像

手紙の奥深さ 

『ツバキ文具店』を読みました。
小川糸による心温まる小説で
             す。
鎌倉の小高い山のふもとにあ
る「ツバキ文具店」を舞台に、
店主である雨宮鳩子(通称ポ
ッポちゃん)の日常を描いて
           います。


ツバキ文具店
小川 糸 (著)

単行本

言いたかった ありがとう。
言えなかった ごめんなさい。
伝えられなかった大切な人ヘ
          の想い。
あなたに代わって、お届けし
           ます。

家族、親友、恋人⋯⋯。
大切に想ってっているからこ
そ、伝わらない、伝えられな
    かった想いがある。
鎌倉の山のふもとにある、小
さな古い文房具屋さん「ツバ
        キ文具店」。
店先では、主人の鳩子が、手
紙の代書を請け負います。
和食屋のお品書きから、祝儀
袋の名前書き、離婚の報告、
絶縁状、借金のお断りの手紙
           まで。
文字に関すること、なんでも
         承ります。

ベストセラー『食堂かたつむ
り』の著者が描く、鎌倉を舞
    台した心温まる物語。

ツバキ文具店
小川 糸 (著)
Amazonより

あらすじ
ツバキ文具店は表向きは文房
具販売を行っていますが、実
は代々女性が引き継いできた
由緒正しき代書屋でもありま
             す。

鳩子は祖母の女手一つで育て
られ、厳しく躾けられた跡取
りとして、今も先代の教えを
胸に刻みながら仕事に臨んで
           います。

店には様々な依頼が舞い込み
ます。祝儀袋や命名書の名前
書き、記念碑に彫る文章、社
訓や看板など日常的なものか
 ら、ラブレター、離婚の報告、
 借金を断る手紙、絶縁状まで、
      多岐にわたります。

鳩子は依頼人の想いに寄り添
い、その人物になりきって心
   を込めた手紙を書きます。

特徴的な要素

  1. 文具へのこだわり:
    鳩子の文房具に対する深い
    知識と愛情が描かれていま
              す。

  2. 美しい自然描写:
    鎌倉の四季折々の風景が、
    繊細かつ美しく描かれてい
             ます。

  3. 人間関係:
    バーバラ夫人との交流など、
    温かい人間関係が描かれて
             います。

  4. 手紙の奥深さ:
    手紙を書くことの意義や、文
    字に込められた想いが丁寧に
         描かれています。

感想
『ツバキ文具店』を読むと、
デジタル全盛の現代だからこ
そ、手書きの文字や手紙の持
つ温かみや大切さを再認識さ
        せられます。

鳩子の仕事を通じて、言葉の
力や人と人とのつながりの素
晴らしさを感じることができ
           ます。

私自身、この本を読んで、久
しく手紙を書いていないこと
      に気づきました。

大切な人に想いを伝えるため
に、ペンを握りたくなる…そ
んな気持ちにさせてくれる素
        敵な物語です。

鎌倉の風景や文具の描写も魅
力的で、読んでいるうちに穏
やかな気持ちになれる、心に
 染み入る作品だと感じました。

単行本

Audible版

30日間無料
オーディブル登録はこちら
👇


………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#朝のルーティーン
#ツバキ文具店
#小川糸






いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集