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読書がもたらすリフレッシュ効果

読書セラピー、聞いたことありますか。
本を読むことの効能とでもいいましょうか。
セラピーというほどではありませんが、私が読書で体感していることを紹介します。

読書療法(読書セラピー、ビブリオセラピー)とは、「読書によって問題が解決されたり、なんらかの癒しが得られたりすること」です。

読書療法の効果は、古代ギリシャの時代からすでに認識されていました。図書館のドアに「魂の癒しの場所」と記されていたほどです。17世紀の医師シデンハムも、「良好ナル書ハ百ノ医薬ニ勝ル」と述べています。1930年代のアメリカのメニンガー兄弟の研究を経て、20世紀半ばには精神療法ないしはカウンセリングの具体的なひとつの技術として再認識されるようになりました。

日本読書療法学会HPより


読書セラピーというと、病気の人が治療する感じがして、身構えてしまうかもしれないが、簡単に言うと、本を読んで元気になろうということだ。
読書は、私にとって、ストレス解消、不安の軽減、心の安寧に必要なもの。

仕事で読んだ本の中で、読書セラピーについてのコラムを目にした。
調べてみると、日本読書療法学会という組織があり、読書療法の研究と普及のための啓発活動をしている団体のようだ。

自分が体感したことは、根拠があり、古代から考えられてきたことだったことにはびっくりした。

予定のない休日、午前中に家事を済ませて、買ったばかりの小説を読み始める。
どんどん引き込まれていき、お昼ご飯の時間も惜しいくらい夢中になって読んだ。

内容は、元気が出るとか背中を押されるようなものではなかった。
作家さんがこの本で伝えたかったことを考えると、いくつもの考えが浮かび、すぐに感想をまとめられないような内容だった。
それでも、気分はスッキリした。

先週は、仕事が忙しく、帰宅時間もいつもより遅かった。
仕事で気になることもあった。
家に帰ってから、仕事のことを考えても、どうにもならないので考えないようにしている。
それでも、ふとした時に頭に浮かんできた。

読書をしている間は、小説に夢中になっているので、仕事のことなんて思い出すこともない。
そして、本を読み終えたら、気になっていたことも幾分軽くなった。

読書の効能は、内容による効果もあると思う。
私は、内容に関わらず、読書そのものに効果があると思っている。

読書のためだけに、時間を作る、その時間に集中する。
長い時間でなくても、ほんの数分、読書すること、本に集中することで簡単に気分転換ができる。

仕事が忙しく、いくつもの業務を行い、緊張する場面が続いたあと、昼休みに入る時、気になって、気持ちが落ち着かないことがある。
そんな時も、昼食後、気分が乗らなくても、本を開いて数分すると気持ちが軽くなることに気づくからだ。

小説でなくてもいい。
子供の時に読んだ絵本でも、漫画でも、手元にある本を繰り返し読むのでもいい。

すぐにできる気分転換です。


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