読書がもたらすリフレッシュ効果
読書セラピー、聞いたことありますか。
本を読むことの効能とでもいいましょうか。
セラピーというほどではありませんが、私が読書で体感していることを紹介します。
読書セラピーというと、病気の人が治療する感じがして、身構えてしまうかもしれないが、簡単に言うと、本を読んで元気になろうということだ。
読書は、私にとって、ストレス解消、不安の軽減、心の安寧に必要なもの。
仕事で読んだ本の中で、読書セラピーについてのコラムを目にした。
調べてみると、日本読書療法学会という組織があり、読書療法の研究と普及のための啓発活動をしている団体のようだ。
自分が体感したことは、根拠があり、古代から考えられてきたことだったことにはびっくりした。
予定のない休日、午前中に家事を済ませて、買ったばかりの小説を読み始める。
どんどん引き込まれていき、お昼ご飯の時間も惜しいくらい夢中になって読んだ。
内容は、元気が出るとか背中を押されるようなものではなかった。
作家さんがこの本で伝えたかったことを考えると、いくつもの考えが浮かび、すぐに感想をまとめられないような内容だった。
それでも、気分はスッキリした。
先週は、仕事が忙しく、帰宅時間もいつもより遅かった。
仕事で気になることもあった。
家に帰ってから、仕事のことを考えても、どうにもならないので考えないようにしている。
それでも、ふとした時に頭に浮かんできた。
読書をしている間は、小説に夢中になっているので、仕事のことなんて思い出すこともない。
そして、本を読み終えたら、気になっていたことも幾分軽くなった。
読書の効能は、内容による効果もあると思う。
私は、内容に関わらず、読書そのものに効果があると思っている。
読書のためだけに、時間を作る、その時間に集中する。
長い時間でなくても、ほんの数分、読書すること、本に集中することで簡単に気分転換ができる。
仕事が忙しく、いくつもの業務を行い、緊張する場面が続いたあと、昼休みに入る時、気になって、気持ちが落ち着かないことがある。
そんな時も、昼食後、気分が乗らなくても、本を開いて数分すると気持ちが軽くなることに気づくからだ。
小説でなくてもいい。
子供の時に読んだ絵本でも、漫画でも、手元にある本を繰り返し読むのでもいい。
すぐにできる気分転換です。