小学生の緊張解消から考えたこと
昨日、7月7日はフェンシングの大会がありました。
私が所属しているクラブからは、小学生・中学生・車いすの選手が参加しました。
小学生選手達の会話から、感心したことがありました。
他のクラブに所属する小学生のA君は、はじめての大会出場でした。
応援のお母さんが、話しかけて緊張をほぐそうとするのですが、浮かない顔をしています。
そこに、A君と同じクラブの小学生選手達が、応援に駆けつけました。
その中のひとりが、
「まだ、緊張してるの?手のひらに『人』って、書いたらいいぞ」って、話しだしました。
今どきの小学生も古典的な方法を知っているんだなあと、思って続きを聞きます。
「そうしたら、手のひらがくすぐったくて、笑えてきて、何のためにしてたかそのうち忘れるから」って。
人って字を飲まないのかーいって、一瞬思ったのですが、
この子は、緊張したときの切り替え方を自分なりに身につけているんだなって、思い直しました。
試合だけでなく、人前で話をする時など、緊張すると、そのことばかり考えてしまいます。
何か違うことに集中することで、意識を変えたり、緊張をほぐす効果があります。
試合の時には、程よい緊張感は必要ですが、緊張でガチガチに硬くなっていると、動きも思考も余裕がなくなり、パフォーマンスも低下。
自分なりの力の抜き方を見つけておくって、いいねと思いました。
私自身は、緊張しているときは呼吸に意識をむけます。
1から4までゆっくり数えて吸い込み、1から6まで数えて吐きます。
これは、ヨガの呼吸法です。
数字を数えているうちに、そちらに意識が向かって、力が抜けます。
今回、紹介した「手のひらに人っていう字を書いて飲む」を調べてみました。
ちゃんと根拠があるのか知りたくなるのは性格でしょうか。
実際に調べたり、自分で試して、レポート報告している方もいらっしゃいました。
著作権などがどうなっているのか分からないので、
興味のある方はぜひレポートを読んでみてください。
https://www.cis.kit.ac.jp/~kida/2012/a15.pdf