飲食店のカロリー表記は当てにならない！

飲食店のカロリー表記は誤差がひどい　~実際のカロリーはもっと高い~
パデュー大学の研究

カロリーを気にする人は多い
昨今ではカロリーをメニューい表記しているお店は多い
しかし、そのカロリー表記が間違っているとしたら、どうだろうか？
カロリー計算の意味がなくなる

パデュー大学の研究者が街の飲食店に赴いて、表記されているカロリーと実際のカロリーを比べてみた
対象になった料理は全部で511
ピザ、サンドイッチ、サラダ、スープ、デザート、パスタ、お肉、炭水化物など、様々な料理を調べた

カロリーの測定にはボンベ熱量測定を使用した
鋼製の丈夫な容器に料理を入れて、水の中で燃焼させカロリーを測定する装置
カロリー測定の精度は最も信頼できると考えれている

測定の結果、平均して18%の誤差があった
ほとんどの料理が表記されているカロリーより多いことが判明した
40%の料理は、実際の表記よりカロリーが少し多かった(誤差10%以内)
52%の料理は、実際の表記よりカロリーがかなり多かった(誤差10%以上)
表記より実際のカロリーが少なかったのは7%だった

料理の種類別で見ると、炭水化物とデザートが特に誤差が大きかった
他にも低カロリーを謡った料理も、実際より大きな誤差があった
低カロリー食は、実際にはそこまで低カロリーではなく、全然ダイエットの味方ではなかった

逆に、高カロリー食は、表記よりも実際のカロリーが少ない傾向があった
大きい数字になると細かい数字が気にならなくなるのかもしれない
それに、数字が大きいほどインパクトがある
無意識のうちに大きくしたのかもしれない

とにもかくにも、外食する際は表記されているカロリーより10%~20%多く見積もったほうが無難である
カロリー計算をしようにも、元々の数字が間違っていたら元も子もない
正確な計算ができないのは当然である
カロリー計算をしているのに、痩せない人の原因は表記されているカロリーが間違っているからかもしれない
特に低カロリー食を食べている人は計算が大きく間違っている可能性がある

数字を鵜呑みにしていたら、騙されます
気を付けないといけません

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参考文献
Accuracy of stated energy contents of restaurant foods
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21771989/