
なぜネットを使うとメンタルを病むのか?
なぜネットを使うとメンタルを病むのか?
インターネットは、私たちの生活に欠かせません。
情報をすぐに集められる便利さや、友人との繋がりを簡単に維持できる点は、とてもありがたいです。
しかし、便利な一方で、インターネットの利用がメンタルヘルスに悪影響を与えることがあります。
どうしてネットはメンタルを悪化させるのでしょうか?
イギリスのダービー大学による研究では、過去の52件の調査を分析し、インターネット利用が青少年のメンタルに及ぼす影響を調べました。
その結果、特に「日中の眠気」が、うつ病のリスクと関連していました。
・インターネットが引き起こすメンタルヘルスへの影響
研究によれば、インターネットを長時間使用することで、就寝時間が遅くなり、睡眠不足に陥るケースが多いことが判明しました。
その原因の一つは、ブルーライトによる影響です。スマホやパソコンから発せられるブルーライトは、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまい、夜遅くまで眠気を感じにくくしてしまいます。
また、インターネットを使いすぎることで、外に出る機会や運動する時間が減少する傾向もあります。
これらの要因が重なることで、睡眠不足を招き、結果として日中に眠気を感じやすくなり、それがうつ病リスクを高めてしまうのです。
・ネット依存を防ぐための対策
しかし、インターネットが悪いわけではありません。
大切なのは、付き合い方です。
以下のような対策で、ネット依存を防ぐことが可能です。
夜のネット利用を控える
寝る1時間前にはスマホやパソコンの使用をやめることで、睡眠の質を向上させましょう。規則正しい生活習慣を心がける
適度な運動や日光を浴びる習慣を取り入れることで、心身の健康を保てます。使用時間を管理する
1日のネット利用時間を意識し、必要以上にダラダラ使わない工夫をしましょう。
インターネットは私たちに多くのメリットをもたらしてくれる一方で、使い方を誤ると心身に悪影響を与えます。
便利さに頼りすぎず、節度を持って利用しましょう。
ネットで体調を崩さないように気を付けましょう。
#研究
#論文
#インターネット
#依存症
#メンタル
#ブルーライト
#メラトニン
#睡眠不足
#眠気
#うつ病
参考文献
Caught in the web: a meta-analysis of Internet addiction, excessive daytime sleepiness and depressive symptoms in adolescents
いいなと思ったら応援しよう!
