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就寝前の軽い運動で睡眠時間が大幅アップ!

就寝前の軽い運動で睡眠時間が大幅アップ!

◆ 睡眠不足の現状

多くの現代人が睡眠不足に悩んでいます。日本は先進国の中でも特に睡眠時間が短い国として知られています。

睡眠不足が続くと、病気のリスクが上がったり、肥満になったり、集中力が低下するなど、様々なデメリットがあります。
どうすれば睡眠時間を長くすることができるでしょうか?

◆ 睡眠時間を伸ばすための方法

睡眠時間を伸ばすための方法は数多く存在します。
例えば、夜にスマホやパソコンを使わない、夕方以降にカフェインを摂取しない、脂っこい食事を避けるなど。

しかし、今回特に注目したいのは「運動」です。

◆ 運動の効果を検証した研究

ニュージーランドのオタゴ大学の研究によれば、就寝前に軽い運動を行うだけで睡眠時間が延びることが判明しました。

・ 研究の詳細

研究者たちは、健康な成人28人を対象に、睡眠時間と運動の関係を調べました。
参加者は、夕方の17時から4時間の間に2回の介入を受けました。

一回目の介入では、参加者は4時間座って普段通りに過ごしました。
二回目の介入では、30分ごとに3分間の軽い運動(スクワット、カーフレイズ、スタンディングニーレイズ)を行いました。

◆ 軽い運動の効果

結果、軽い運動を行ったグループの睡眠時間は平均で約30分延びていました。

つまり、就寝前に数分の短い運動を数回行うだけで、睡眠時間が大幅に延びるということです。

◆ 日常に取り入れやすい運動

この研究で行われた運動は、どれも手軽にできるものばかりです。
スクワット、カーフレイズ、スタンディングニーレイズは、特別な器具もスペースも必要ありません。
スマホを見ながらでも、友達と会話しながらでも行うことができます。

◆ さいごに

この研究では睡眠時間が延びることが確認されましたが、睡眠の質の向上や中途覚醒の減少など、他の効果については特に変化は見られませんでした。

しかし、睡眠時間が延びるだけでも十分な効果と言えるでしょう。
ぜひ、今日から軽い運動を取り入れて、質の良い睡眠を手に入れましょう。

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参考文献
Evening regular activity breaks extend subsequent free-living sleep time in healthy adults: a randomised crossover trial
https://bmjopensem.bmj.com/content/10/3/e001774

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