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novel 恋愛時計

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✳︎携帯novelをまとめています✳︎   ホッと一息つけるようなお話を連載中   是非お読みください      宜しくお願いします♡
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#夏の恋

page 12 ツキガキレイ

page 12 ツキガキレイ

 it's story of the Mr. 神島 蓮

   
   初めて聞いた声があまりに綺麗で
     こういう時ってまず、
  名前を聞いたりするのが普通なのに
  話の筋書きもブッ飛んじゃうような
   まるで舞い上がった行動の俺、
        
        あーんど

 凄く頑張って冷静を装う俺に       
         自分で苦笑してしまう。

   「日本人の奥

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page 20 陽炎

page 20 陽炎

it's story of the Mr. 神島 蓮

「じゃあな」って快の言葉が
    いつもより暗いトーンで聞こえた。

     「お友達ですか?」

     「ああ、
      うん。
      高校時代からのね」

 彼女が快を知らない事に違和感を覚えた。

 知るはずも無い。
 彼女は汐音じゃないんだから。

  
   「浴衣、とっても似合ってますね」

   「いや、それは

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page 19 夏の歯車

page 19 夏の歯車

it's story of the Mr. 神島 蓮

       快「マジ…かよ」

  行き交う人の波に、
  赤い花の浴衣はとてもよく目についた。

  彼女の髪に刺してる白い花が近づく度
  陽炎みたいに眩しくぼんやり反射して
    ただそれを呆然と見ていた。

  噴水のパウダー状の霧が
  露天の街灯に、ちりぢりに舞う
    粉々に散っては消えていく

       繰り返し
 

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page 17 兄のセレナーデ

page 17 兄のセレナーデ

it's story of the Mr. 梛木 亜門

    「いいよ お兄ちゃん」
  「後ろに乗っけてくからコレ被って」

   久々に見た白地に赤い花の浴衣
   心羽がこれを最後に着たのは
   何年前だっただろう…

   「電車で行くからいいってば」

 亜門「誰かと一緒ならまだしも
    浴衣姿で混雑した電車に乗せられ
    るかよ」

 心羽「だからって
    浴衣でバイ

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page16 ヒマワリ

page16 ヒマワリ

it's story of the Mr. 八木 快

         ・

   快「浴衣とか、反則だろ」
     

   蓮「いや、
     浴衣持ってるって言ったら
     目印にもなるし
     着てきてって言われたから」

         ・

   いつもの公園は露店が並び
  いつもと全く違う世界を作っている
   

   夕暮れは薄紫のグラデーションで
     夜

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page 13 cafe 時計屋

page 13 cafe 時計屋

 it's story of the Mr. 梛木 亜門

          ・

    「心羽、そろそろ店開ける」
     
     「あ お兄ちゃん」

   「お前さ、今日ぼんやりし過ぎ」

          ・

          カラン

          ・

     店のドアを開けた途端
       晴天の空に
   クリームが乗っかってるような 
    入道雲の

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page14 織姫の秘密

page14 織姫の秘密

 it's story of the Mr.梛木 亜門

   亜門「日に焼けるから入って来いよ」

      心羽「 うん 」

         ・

  心羽には忘れられない男が居る

         ・

  その男と別れたのは随分昔の話だし
  別れてから他の彼氏が出来た事も
  知っているけど、
  
  未だに心羽の心に焼き付いてるのは
   高校時代のアイツだって事は
  別に

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page 1 ナツノキオク

page 1 ナツノキオク

         

《20××年7月》

蓮「お前さ、
あの頃なりたかったもんとかって有る?」

快「あの頃?
何だよ唐突に…」

          ・

社会人になって初めて行われた高校同窓会は
 あんまり変わってない仲間の笑顔で溢れ、
 あんまり変わってない話題で終わった。

  いつものメンバーで花火を調達して
  いつも集まる大通りに位置する公園
歩いて来た俺達の頭上に吹く涼し気な葉音

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