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#138 意思決定を促すために準備すること
こんにちは。神戸の結婚式場でマーケティング部に所属しているこーへいです。
今回は「意思決定を促すために準備すること」について書きます。仕事ではひとりで進めること以外でに誰かに仕事を依頼、もしくは提案(プレゼン)する機会はたくさんあります。どれだけ資料を頑張って作り込む、プレゼンがうまくいっても相手の行動を変える(=意思決定する)ことができないと全てが水の泡となります。今回はそのために必要なことをnoteに書きます。
それでは深掘りしていきましょう!
(約2,650文字 / 5分で読めます)
・意思決定を促す状況は日常茶飯事
改めてですが、意思決定してもらうことは人によっては日常茶飯事の仕事になります。
上司への決裁
新しいシステム導入
新しいルール策定
と一例を書きましたが、役職が上がれば上がるほどその機会は増えていきますし、かくいう私もこの数年でかなりの意思決定をする機会をいただくことが多く、めちゃめちゃいい経験をしています。ただその経験も基本は意思決定してもらわなければ意味ないので、プレゼンをして意思決定を促すために私が意識している2つのことをまとめます。
・なにわともあれエビデンスファースト
まず大事なのはその内容に確固たるエビデンス(証拠)が示されているかかどうか。基本ですが絶対に外せない条件です。
プレゼンの場で資料内の数字やグラフについて根拠を聞かれた際に
「なんとなくそう思ったから」
「あったほうがいいから」
とまでは答えないものの、プレゼン歴が浅い人だと元を正すと感情や思い付きで進めており、詰めが甘いなんてこともよくあります。当然その内容では意思決定をすることなんてできません。あと自社だけの数字でまとめて「それが全てです!」とプレゼンすることはおすすめしません。もちろんその数字で自社傾向は把握できますがそれが全体のマーケットと言い切るには客観的事実と比較をしていないため推測の域を超えません。そのためその根拠を示す確固たるエビデンスがあれば、具体性も説得力も増すため絶対に必要になります。
ここで調べるおすすめの領域は以下の3つ。
・全体のマーケット数
私でいうと婚姻組数や披露宴実施数、また自社会場がある地域のマーケット数など、自分が提案する内容の母数は必ず調べます。当たり前だろ、と言われるかもしれませんが、意外と調べない人がいるのも事実なので基本中の基本ということで書きました。この数字は各メディア担当者や自社のマーケティング担当者に数字を出してもらえば簡単に手に入るので、ぜひ取り寄せて全体の数字を掴んでください。
・予測動向
次に意思決定をするということは今よりも未来の話をすることが大半なので、このままのペースだと何がダメでどれくらい目標と乖離しているのか?を具体的に示さなければいけません。そのため昨年のデータやこれまでの傾向を見ながら予測を立てて可視化してみましょう。そうすることで問題点や現状のままだとどれだけ目標から離れていくかが一目で分かり、緊急性がより伝わりやすくなります。
・ネットで検索
最後は他社事例や一般的な情報をネットやSNSで情報収集してみること。自社のこと、全体のマーケット数を把握した後はすぐ調べることができますが、他社の様子やSNS動向はすぐに知ることができません。ここは予測の域になりますが、自分で調べるしかありません。
例えば
・他社のホームページを見て自社との違いを比較する
・SNS投稿を調べてアイデアの源泉にする
・問題点を別角度から見直す
などを調べることで手元にあるデータでは見えなかった傾向や数字を発見することができ、資料の方向性や説得力を強めることができます。
・自分の想いは言い切ること
ここまで事前に情報収集してデータをまとめることができても、なぜその内容を提案しようと思ったのか?という自分の想いが人を動かします。というかその想いがあるからこそ意思決定を促して現状から何かを変えたいという源泉になります。
ここでも「なんとなく」という抽象的なことではなく「誰に」「どんなときに」「どうしたらいいと思い」「どう変わってほしいのか」を限りなく細かく言語化していくことが大切になります。
そのためにひたすら自分に問いかけて書き出してみてください。この書きだしてみるというとはとても大事で、きれいにまとめるのではなく思ったことをひたすら書き続けることができるからです。
NotionやExcelなどは便利でいいのですが、あっちに書いたりこっちに書いたり、いろんな場所に書いて繋げる、ということができません。たとえ支離滅裂になり字が汚くともその書き出した内容を俯瞰で見ていると、ある内容と内容がくっついて新しい着眼点をみつけるきっかけを見つけるためには書くしかないのです。
あとはその内容をきれいにまとめて、エビデンスとうまくつなげれば完成・・・ではなく必ず言い切ることを心がけてください。
エビデンスもOK、想いも伝わったけど語尾が「だと思います」だとなんか自信がない・・・?と意思決定者に思わせてしまっては不安に、やってみようと背中を押すこともためらってしまいます。またどれだけ役職が上の相手も人である以上、少しの不確定要素はあれども最後にモノをいうのは「熱量」です。それを表す誰でもできる内容が言い切ることです。
例えば集客数向上のためSNS広告を実施したいなら
集客数をあげるためにSNS広告を実施"できたらと思います"
ではなく
集客数をあげるためにSNS広告を実施"します"
の方が背中を押したくなる。少なくとも私はそれまでのプレゼンが多少チグハグだったとしても、言い切ることで自信と熱意を感じます。意思決定者は基本自分よりも上の役職の方ばかりで緊張するかと思いますが、その分言い切れば他の人よりも抜き出ることができます。
ぜひ 勇気をもってチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます!
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それでは!
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