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NEWSALT
2016年6月29日 22:40
震災から2週間以上が経過した5月初旬、熊本の街や道路、人々の生活は徐々に元に戻り始めた。しかし、いまだに余震が一日に30回前後起こっており、避難所ではまだ多くの人々が不自由な生活を強いられている。今週はゴールデンウィークということもあり、私は再び避難所へ支援に行くことにした。 5月2日(月) 避難所生活の終わりが近づくこの日、私は避難所となっている市内のある公共施設に来た。こ
2016年6月22日 22:13
月21日木曜日、最初の地震から一週間が経った。このころになると、食糧品や生活用品などの物資だけでなく、さまざまな支援が始まっていた。この日私が支援にやってきた小学校では、理学療法士やヨガの講師が訪れ、エコノミークラス症候群を防ぐために、体操や近くを歩き回って運動をするよう促した。別の小学校では、ボランティア団体が子ども向けに絵本の読み聞かせをしたり、おもちゃや落書き帳を使って子どもたち
2016年6月22日 22:11
被災生活5日目、問題も多様に自分が”被災者”になり、避難所で生活することなど、ほぼ全員が初めてのことだ。だから避難所においてはさまざまなトラブルが起こった。私が最初に訪れた小学校では支援物資の配布についてもめていた。校長先生、教頭先生、町内会長、PTA会長、ボランティアスタッフが集まり、届けられた支援物資をどのように配分するか話し合っていた。「……では、このように配分したい
2016年5月25日 11:19
熊本で4月14日から続く大型地震。熊本に暮らす私は、生まれて初めて経験する大きな地震に生きた心地がしなかった。長いようであっという間に過ぎた、この1カ月。発生時から書き続けてきた記録を紹介したい。4月14日(木)21:26 世界が揺れた、前震1度目の大きな地震は自宅にいるときに起きた。自分の足でまっすぐ立っていられないくらい大きな揺れだったので、近くのテーブルにつかまり、重心を低くした
2016年6月20日 20:58
2016年6月20日 21:03
前震と本震を経て、避難所での生活が始まった。震災そのものを生きて乗り越えても、次に乗り越えなければならないのが、水や食糧といった物資の不足だ。私たちが最初に直面した問題は飲料水だった。市内ほとんどの地域が断水しており、スーパーやコンビニなどの飲料水は1回目の地震後にほとんど売り切れていた。それからしばらくして、午前8時を過ぎた頃、区役所から一時的な食糧が届いた。水を入れるだけで米が