RYOKO 満天の星

健康情報に興味を持つ一介の主婦です。たまに算盤講師。 二男一女は独立し、夫婦二人暮らし。 「存命の喜び日々に楽しまざらんや」の心持ちで生活しています。 どうぞよろしくお願いします。

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マガジン

  • 登山

    登山の想いでを1つと、実話を基にした短編小説です。

  • 石けんの話

    石けんのことを経験に基づいて記しています。

最近の記事

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保健室の先生の励まし①

私が通っていた小学校は、かつて祖父や叔母、義理の叔父が教師をしていた伝統のある古い小学校で、クラスを松竹梅で分けられていました。私の学年は、松組と竹組の2クラスだけでした。 私は、その小学校で3年生までは毎日が天真爛漫な日々でしたが、4年生から6年生までの3年間は、仲間外れにされて村八分状態のいじめを受けた辛い時期がありました。そして殆どの友達が同じ目にあっていました。 仲間外れの呪縛が解けると、明るく活発な自分に戻り、仲間外れをする側にまわらなければなりません。そして、また

    • 西尾幹二氏と移民問題 

      令和6年11月1日の朝方、夫がスマホの画面をスクロールしていた。 「あ!」と珍しく大きな声を出したと思ったら続けて言った。 「西尾幹二先生が亡くなった」 「そうなの、追悼文を書いたら」 「いや、お別れの会に行っていいかなぁ」 冗談だと分かっていたが、案外本心で、きっとお別れを言いたいのだと思った。その代わり、近々出版されるだろう追悼本をいの一番に購入してくる筈だ。恩師である渡部昇一先生がご逝去された時もそうだった。 「日下公人は元気だろうか」夫がポツリと呟いた。 「

      • 気が楽になる

        春の中頃に友人3人でランチに行き、帰りにその中の一人のお宅にお邪魔をした。 いつも「〇〇ちゃん」と親しみを込めて呼んでいる、笑顔の可愛いお年頃の娘さんの出迎えを受けた。 リビングに案内されると大きなテーブルがあり、壁には素敵な絵画が飾ってあった。その絵画を左右にスライドさせると、飾る位置が簡単に変えられる仕掛けになっていて印象的だった。 4人でテーブルを囲み、大皿にお洒落に盛り付けてある友人手作りのお菓子を美味しくいただきながら、話は物価高騰や健康情報で尽きることがなかった。

        • 高千穂で不思議なLINE

          高千穂の神社を巡り、民宿に泊まっていた時の暑い夜の出来事。夕食を終え部屋のお風呂から上がりリラックスしていると、スマホの音が・・・覗くと幼馴染からのLINEで一瞬『あれ、また旅先にメッセージをくれた』と思った。それは暑中見舞い用の可愛いイラストの動画だった。早速返信をした。 『動画をありがとう、元気ですか? お母さんが亡くなられて寂しくなりましたね、親孝行ご苦労様でした。 今、高千穂に泊まっています。貴女も暑い夏を乗り切ってね』 しばらくすると、返信がきた。 『元気です。

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        保健室の先生の励まし①

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        • 登山
          5本
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          5本

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          医療に疑念の目

          先日、10年以上通院している歯科医院に、4ヶ月振りの定期検診に行った。明るい雰囲気で癒しの音楽が流れていた。椅子に腰掛け小さな紙エプロンを首から下げて、暫く待っている間に眠気が来てウトウトすることもある。信頼しているんだなぁ、と自分自身が思う。 今月は、クリーニングと小さな虫歯を1本だけ治療して完了した。 「歯磨きを綺麗にされていますね」 その一言が心底嬉しかった。 グルテンフリーにして早5年目に入った。免疫力が向上し口腔内の常在細菌の働きが活発になり、虫歯が増えていないの

          医療に疑念の目

          高千穂巡りと幣立神宮

          世間の子供たちが夏休みに入った暑い時期に、夫の運転で念願の神話の里高千穂へ出かけた。薩摩半島の我が家から熊本経由で3時間半かけて、高千穂神社の駐車場に着いたのは午前9時30分だった。そこで弟夫婦と待ち合わせをしていたが、彼等は大隅半島から宮崎経由で私たちより30分も早く到着していた。 「ごめんね、途中で持ってきたお弁当を食べて遅くなった」と言い訳をして詫びた。 そこには、既に多くの車が駐車してあり、高千穂神社の人気を窺い知ることができた。そして、アジア人家族も見かけた、どこの

          高千穂巡りと幣立神宮

          プカリプカリ小3の夏

          千葉県南房総市の白浜海岸。 透き通る海に、いつまでも浮かんでいたい。

          プカリプカリ小3の夏

          水浴びサイコー

          空き家管理のために帰省していた私たち夫婦のもとへ、娘一家が帰省しました。その時の川遊びの一コマです。 孫たちがペットボトルの蓋に水を入れて、蛙に水浴びをさせています。蓋から前足を少し出し、陶然として満更でも無さそうです。 蛙ときたら言わずもがな、芭蕉と一茶の名句が頭に浮かびます。 そこで一句。 『蓋に水 子等と遊ぶや 夏蛙』 おたまじゃくしから蛙になる春が季語ですが、猛暑に登場してくれました。 二人の孫は、ひいおじいちゃんの家で過ごすことを楽しみにしていました。魚釣

          水浴びサイコー

          保健室の先生の励まし総集編

          私の通っていた小学校は、かつて祖父や叔母、義理の叔父が教師をしていた伝統のある古い小学校で、クラスを松竹梅で分けられていました。私の学年は、松組と竹組の2クラスだけでした。 私は、その小学校で3年生までは毎日が天真爛漫な日々でしたが、4年生から6年生までの3年間は、仲間外れにされて村八分状態のいじめを受けた辛い時期がありました。そして殆どの友達が同じ目にあっていました。 仲間外れの呪縛が解けると、明るく活発な自分に戻り、仲間外れをする側にまわらなければなりません。そして、また

          保健室の先生の励まし総集編

          関西の旅3日目

          いよいよ、旅も3日目の最終日になった。ホテルニューオオタニ大阪のチェックアウトは、以外にも遅く昼の12時だった。ホテルは大阪城が庭と言われるくらい、大阪城観光には打ってつけの場所だった。8階の部屋は眺望がよく、スポットライトを浴びて夜景に映える大阪城を窓越しに見た。 朝食を摂るために館内のレストランへ行くと、これぞインバウンドと言わんばかりに外国人が多かった。何人もの日本人ウエイターが流暢な英語を話し、所狭しと背筋を伸ばしスマートに動いていた。 海外の観光客には、円安と彼

          関西の旅3日目

          関西の旅2日目

          2日目の旅は、京都の石清水八幡宮へ電車を乗り継いで向かった。麓から暫く急斜面をケーブルカーに乗り、降りてから少し歩き山頂に着くと、両脇に石灯籠が並び、その先に朱色に金色が映える美しい本殿が見えてきた。清々しい空気で深呼吸をしていると「ここは徒然草の一節に出てくるんだよ」と夫が言った。 「そうなの」 「読んだことないの?」 「そう言えば、noteの自己紹介に『日々に楽しまざらんや』の心持ちで、と徒然草を引用したけど学校で少しかじったぐらいで読破はして居りません」笑って誤魔化した

          関西の旅2日目

          関西の旅1日目

          野菜畑の土手に立っていると、スマホの電話が鳴った。 「今、何してるの」  「畑の野菜を眺めていたところ」 「いいね、鳥の囀りが聞こえるね。ところで、旅行は何処に行きたいかな、お父さんに聞いて飛行機やホテルの手配をするようにと、お兄ちゃんから司令が来た」と娘が言った。夫が今年の3月末に、長いサラリーマン生活を終えたことを祝うために、子供たち三家族から旅行をプレゼントしてくれるらしかった。結局、夫が一度も訪れたことのない大阪を中心に、京都へも足を伸ばす2泊3日の旅を希望した。

          関西の旅1日目

          精神性を高める言葉と方言

          言葉には深い意味や響きがあります。鹿児島弁という方言にも、生きた魂を感じる言葉がたくさんあります。子供の頃から聞いていた言葉に「いっだます入れんか」があります。それは『生きた魂を入れなさい』という意味だったのでしょうか。よく男子に向かって使われていたその方言を、真剣に取り組むことを意味していると、女子の私は解釈していました。魂とは一体何でどこに入れるのか、疑問を抱くことなく、なんとなく感じながら成長しました。例えば「あん子は、たましきっじゃ」と言われることがありました。これは

          精神性を高める言葉と方言

          即興童話と一匹の蛍

          先頃、ゴールデンウィークに次男家族が帰省した時のことです。 私が孫を膝に抱き、ある二つの出来事を即興で物語風に語りました。さっきまで動き回っていたのに、思いがけず静かにじっとして聞いてくれました。話の途中で彼の顔を横から覗くと、横目で私を見て『早く次が知りたい』と言っているようでした。『この子は賢いかも知れない』と、一瞬思ったのです。そこで名前を仮名にして童話として書き、他のエピソードも綴ることにしました。 みんななかよし たっちゃんのパパとママの休みがたくさんあったので

          即興童話と一匹の蛍

          春の収穫に思う

          今年は実家の筍が豊作で、毎日裏山から何本かを収穫し、親戚や友人にお裾分けをして喜んで頂いた。 『春の恵みを誠に有難うございます』と山や天に感謝するものの、毎日頭を出し伸びていく筍に「もうお腹いっぱいです」と言ってみる。 かと言ってほっておくと、竹藪で山が荒れてしまう。 夫が鍬で筍を掘り、私がそれを茹でて瓶詰めをし、他にも冷凍保存用と味噌漬けを作った。 茹でる時は、30㎝くらいの長さの筍の皮は全て剥き4分の1にカットし、大きな鍋に生米を一掴み入れて、一度に3本分の筍をアクを掬

          春の収穫に思う

          お前にとって丁度よい

          「もしもし、お義姉さんこんにちは。もうすぐお義父さんの17回忌なんですけど」 「17回忌ってあるの知らなかった」 「一緒に行きませんか」 「ありがとう、感心なお嫁さん」 という電話のやり取りをし、後日弟夫婦と私たち夫婦と4人で最正寺へ伺うことになった。 令和6年3月30日(土曜日) 天気晴れ 午前11時より いつもお世話になっているご住職様からお経をあげていただき、40分ほどの法話をいただいた。 卑下した日、後悔した日、怯えた日もある、様々な経験をして今こうして健

          お前にとって丁度よい