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練習はお好きですか?
最近、『はじめアルゴリズム』という漫画を買いました。
以前、友人が『子供が数学に興味を持つきっかけになるかもよ!』と、教えてくれた漫画でした。
我が家の、地図と鉄道と歴史をこよなく愛する家族に、社会だけでなく、数学にも、もうすこ~し興味を持ってくれないかしら・・・との願いを込めて、購入してみたのです。
ですが、家族より先に私が読んで、ハマってしまったのです!!!
小学5年生の天才数学少年が一線を退いた初老の数学者と出会い、数学を通して多くの人々と関わり、繋がり、成長していくお話です。
数学に関する部分は、私にはさっぱり分かりませんでしたが、ストーリーがとても気に入りました。
主人公や、彼を取り巻く天才や異才の人々の数学に対する思いや、発想の描写が美しく、深く描かれていて、まったく数学の才能が無い私でも天才や異才と言われる人達が見たり、感じたりしている世界がほんの少し想像できるような気がしました。
この漫画には取材協力として異才発掘プロジェクトROCKETが参加しています。これまで、訳あってROCKETの説明会等に何度か参加したことがあるのですが、スカラーの方々の中には、こんな風に数学を捉えている人がいるのかしら?と、漫画を読みながら思いを巡らせていました。
◆
私がこの漫画の中で特に印象に残ったのは、主人公が毎日毎日簡単な計算ドリルを繰り返し練習させられるエピソードです。
ライバルの出現で、それまで自由に数学を楽しんでいた主人公は数学検定1級の取得を目指して勉強を始めます。ですが、天才的な数学の才能があるのにもかかわらず、数学の基礎である計算の速度と正確さが足りないために単純な計算ミスで誤答を繰り返してしまうのです。
どんなに高度な数学を理解していても、単純な計算を間違えていては話しにならないのです。素早く正確な計算ができるようになるには場数を踏んで脳に計算の回路を作り出す必要があり、そのために主人公は繰り返し計算ドリルを練習させられるのです。
私はこのエピソードを読んでいて、以前、東大の数学科をご卒業された方に頂いたアドバイスを思い出しました。
『計算は数学の基礎であり、難解な問題を解いていく際には間違いが許されません。数学も運動や楽器と一緒、毎日数学にかかわらないと能力が落ちてしまいます。1日やらないと取り戻すのに3日はかかると言われています。沢山やらなくてもいいので、簡単な問題でもいいから毎日数学に触れることが脳の回路を保つためには大切なのです。僕は子供の時から毎朝100マス計算をしていましたよ。』
数学がとんでもなく出来る人でも、毎日練習をしている。
練習・・・
セラピストも同じだ。
私はハーブボールセラピストで、ハーブボールのトリートメント以外にも、手技によるトリートメントも行います。
練習を疎かにすると、すぐに感覚が鈍くなり腕が落ちてしまうのです。
私は、工夫を重ねながら日々勉強と実践を繰り返すことがより良いセラピストへの近道だと思って取り組んでいます。
何事も日々の努力の積み重ねの上に成り立っていると思うのです。
あ、でも、もちろん!できない日もありますよ~!!!
まさか漫画を読んで、日々の練習の大切さにあらためて気づかされるとは思ってもみませんでした。
そうそう、地図と鉄道と歴史をこよなく愛する私の家族は、この漫画を楽しそうに読んでいました!
でも、数学に興味を持ったか?は・・・ん?
う~ん、どうなんだろう?
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