「“ADHD”について」/ 忘れ物
前回の内容はこちら▼
②忘れ物が多い
忘れ物が多い。
①電車の中などに置き忘れる
電車の中やトイレ、飲食店などに物を置き忘れる。
特に電車の中。
傘はもう何回忘れたかわからない。
取手がついている傘だと、手すりに引っ掛けてしまい、そのまま忘れる。
引っ掛ける際に「いつも忘れるから、今日は絶対に忘れないようにしなきゃ!!!!」と自分に何回も言い聞かせるが、駅に到着した時にはもうその時の記憶がないので、普通に忘れたまま電車を降りることになる。
取手がついている傘だと、引っ掛けてそのまま忘れるから折りたたみ傘に変えたのに、折りたたみ傘をそのまま座席に置いてしまい、結局置き忘れる。
電車の中には財布を置き忘れたこともあるし、上着を置き忘れたこともあるし、飲みかけのペットボトルを忘れたこともある。
駅の落とし物センターに行った回数は、もう10回は超えていると思う。
(もう別にいらないか、と思って置き忘れてそのままにしたこともある)
あとは、トイレのトイレットペーパーが置いてある棚にスマホを置いてしまい、そのまま忘れる。
駅のトイレに忘れたこともあるし、コンビニのトイレに忘れたこともあるし、ショッピングモールなどの建物のトイレに忘れたこともある。
トイレの後ろの棚に荷物を置いてしまい、そのまま忘れることもある。
飲食店で、帰りにスマホや荷物などを置いたままお店を出てしまうこともある。
友達からもらった誕プレをトイレの棚に置き忘れたこともあるし(結局落とし物センターに届いていたのでなんとかなった)、
友達からもらった誕プレを飲食店に置き忘れたこともあるし(お店を出てすぐに気づいて取りに戻ったのでなんとかなった)、
彼氏からもらった財布や折りたたみ傘も、もう何度もも電車に忘れている。(落とし物センターに行ったら取り戻せた。)
プレゼントをもらった時は本当に嬉しくて、「一生大事にしよう」と心に誓うし、その後も大事にしていないわけではない。そのモノを見るたびに、もらった時のことを思い出して、本当に幸せな気分になる。
それでも、置き忘れる。
どんなに大切にしていても、置き忘れる。
だから、プレゼントをあげた側としては、「せっかくあげたのに全然大事にしてくれてない」と思ってしまうかもしれないが、どんなに大事にしていてもどんなに宝物でも、絶対に置き忘れるから、もう本当にどうしようもないんだということだけをわかってほしい。
◯なぜ忘れてしまうのか
電車の中でスマホを見ていて、そのまま降りて忘れたり、
電車の中で寝ていて、寝る前に「絶対に起き忘れないようにしなきゃ」と思ったことを、寝たせいですっかり忘れていたり
乗り換えの時間がギリギリで、急いで降りたせいで座席を確認し忘れたり
というのが1番多い。
あとは飲食店で、友達と話すのに集中していて、座席を確認し忘れたり。
ADHDの特徴として、1つのことに集中すると周りが見えなくなる、他のことが頭の中から消え去る、というのがある。
だから、スマホとか次の電車とか友達とかに集中していると「荷物を置き忘れない」ということが頭から消え去る。
◯対処法
とにかく電車の中では、折りたたみ傘・スマホ・財布などを手で持たない!!
座席にそのまま置かない!膝の上に置かない!手すりに掛けない!
なにがあっても、確実に鞄の中に入れたり、首からぶら下げたり、体のどこかに身につける。
あとは、電車やトイレや飲食店など、出る時に必ず座席を確認する。
これで、置き忘れることはだいぶ少なくなった。
②持ち物を忘れる
学校やバイトなどに持っていくものを忘れる。
これは、高校くらいまでは忘れ物で辛い思いをすることも多かったが、
大学以降は、「最悪コンビニで買えば良いか」「誰かに借りれば良いか」でなんとかなることも増えたので、今はそこまで困っていない。
高校くらいまでは、「教科書忘れました」「体操着忘れました」など、言うのが本当に気まずいし周りの人からの視線も痛いし、で苦しんだような記憶がある。
◯対処法
とにかく、前日に必要なものを確認して準備しておく。
朝、ギリギリになって準備して、必要なものが見つからず、持っていくのを諦めることも多いので、
前日までに準備するか、朝余裕をもって起きるか、しかないんだと思う。