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倹約家だった私が貯金しなくなった理由

私は高校生ぐらいまで非常にケチケチしていました。

友達とディズニーに行ってもランチの角煮600円しか使わなかったり、
部活後、みんなが自販機でジュースを買う中、私1人買わなかったり、
ブラックサンダーのミニサイズとビックサイズ、どちらがお得か「値段÷グラム」で計算していたり…

よく友達に嫌われなかったな(笑)


理由は、
唯一の収入源であるお年玉が大事すぎて使えなかったから。

「○○さんがくれたお年玉…大切にしたい…」という思い入れから、
全然お年玉を使えませんでした。使う時も毎回、「○○さん、ありがとうございます。使わせていただきます!」と心の中で思ってた。(今思うといい心掛けな気がする。)


でも今は昔と大違い。
結構アルバイトをして稼いでいるはずなのに、ほとんど貯金に回らないほど使っています。ざっと計算したら1年間の貯金率は10%くらいです…
高校生の時のままで倹約家だったら、今ごろいくら貯まっているのだろう…


そんな妄想はさておき、いったい何がきっかでお金に対する考え方が変わったのかというと、この本を読んだからです…



「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・パーキンス)


大学生になってから、コロナ禍で出かける機会がないこともあり、バイト代を真面目に貯金していました。しかしある時、「貯金する意味ってなんだろう…なんのために貯金をしているのだろうか…」と思い、この本を読んで見ました。

そして、お金と人生に関する新しい考え方を手に入れました。それは

「人生を豊かにするのは口座にあるお金の量ではなく、どんな経験をしたか」
「お金から楽しみを引き出せる能力は年々下がっていく」


ということ。


20代が1ドルから引き出せる価値より50代が1ドルから引き出せる価値は小さい。なぜなら、体力や感覚が衰えていたり、1ドルを使って得た経験を活かす機会が20代より50代は少ないから。

これに私は深く共感しました。
周りにちょうどこういう人がいたのです。

「退職したら海外旅行をしたかったけど、長時間のフライトで疲れてしまうし、現地のご飯もあまり食べられないから辞めた。」

貯めていたお金は国内ホテル長期滞在費用として使ったそうです。
そのお金、もっと昔に使っていたらより良い「経験」に変えられたのに。
そう思います。



大学生はお金がないけど時間がある。
社会人はお金があるけど時間がない。

と聞きます。だったら時間がある今(大学生)に、未来の自分からお金を借りて、今しかできないことをして、お金を「経験」に変えたい。

「旅行、本、美容、資格などには迷わずお金を使ってね」
from未来の私


「ブランド物、カフェ、コンビニのお菓子から『いい経験』は引き出せないよ」
from未来の私



そんな声が聞こえてきます。


貯金が減っていくのが不安でなんとなく貯金をしているあなた!
今しかできないことをして、お金を経験に変えましょう。
経験はいずれお金になると信じて。

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