今年は、親を亡くすという初めての経験をした年でした。 父の死を通して考えたこと、書いておきたいことを、少し長く記しています。 ※臨終そのものの描写が出てきます。ご自身にとって辛いかもしれない、良くない影響があると思われる方はお控えくださいませ。 ** ●父と私 とても個人的なことを晒してしまいますが…… 家庭人として全く「よい父親」とは言えない父を、小学校高学年くらいからずっと、ほとんど軽蔑のまなざしで見ていました。大人の事情が多少はわかる社会人になっても、「愛猫が死ぬ方
【こどもとファッション~小さい人たちへの眼差し】展 @庭園美術館~8月31日 がとても面白くて、鑑賞しながらあれこれ考えたメモ。 「この展覧会では、その社会がこどもという存在をどう捉えていたのかを、こども服を通して読み解いていきます」とある通り、時代の移り変わりに伴うこども観の変化が見て取れ、大人と子供のファッションが相互に影響し合って変遷していくのも面白かった。今の日本では、衣類はかなり安く買えるし、それでも充分小ぎれいな格好ができるから、階層による差というのは全く
『フランスの子どもは夜泣きをしない』という本を読んで、「次に赤ん坊を産み育てる機会があったら絶対フランス式育児する!!」と思っていた私ですが、まぁ、見事にできておりません。笑 娘は3ケ月を前に完全ミルク拒否になり、生後半年をこえた現在も1日7~8回(いやもっと?)しょっちゅう母乳を飲ませていて、すっかりおっぱい大好きっ子に。寝かしつけはもちろん、お風呂でも飲んでるし、夜中もべったり添い寝・添い乳というありさまで…… 赤ちゃんの健康に良いとされる「初乳」の意味を、本当に生ま
今回の産後は、゛自分のための”産後にしようと思っていました。 前回、はじめての出産の時には、産後がどういうものか全く分かっていなかった。だから、今おもえばたくさん無理もしたし、赤ん坊に振り回される苦しみも楽しさもめいっぱい味わったと思う。親の手を借りられなかったので、基本的に夫婦ふたりで乗り切った。目の前のこと(すべて初体験。生産性があるような無いような時間の過ぎ方など、精神的なことも含め)にひたすら対処しながら過ぎていく毎日は、身体もしんどかったし、楽しいだけじゃない色々
今日も、なかなか寝ない息子を最終的に怒鳴ってしまった…… 反省、というより、後味悪く、かなり落ち込む。 毎度のことなのにすぐ感情的になってしまう自分の未熟さの言い訳をするなら、 毎日息子の寝かしつけに2時間も3時間もかかっていて、それが本当にストレスになっているのだ。 何もできずベッドに拘束されるその数時間のあと、深夜2時~5時には赤ん坊の要請で授乳する。 更には最近、その赤ん坊が日中ほとんど寝ない上、ほぼずっと抱っこ状態で休む暇がないのだ。 でも、息子を怒鳴るのは一時的な解
産後3週間が経過。身体も少しずつ回復してきて、それに伴い出産についての濃い記憶や感情、思考も、忙しい毎日に紛れてぼんやりとしたものになりそうなので、忘れないように記録。 今回、私にとって2回目の出産は、想像以上に大変なものでした。 実は前回の出産が逆子による帝王切開だったのですが、術後の体調不良(貧血で10日も入院したのを始め、もろもろ大変だった)や、産後の回復にすごく時間がかかって辛かったこと(3か月くらいは、近所のスーパーに買い物に行っただけでぐったり倒れこむくらい、
8泊9日という、なかなかに長い入院から(入院から生まれるまで3日もかかったので、、泣)、木曜に帰ってきました。息子はこんなにママと離れるのは初めてで、夜中にママ探しに行く発作を毎日起こして夫も大変だったと思う。家族それぞれ、試練の9日間。そして家に帰ってきたら、さらに大変な日々の始まりです。 写真は、「りょうやのいもうとのあかちゃん!」との最初の対面時。何故か「おなか、ある?」とおくるみをめくって確かめて笑、「かわいいねぇ」「ちいさいねぇ」とナデナデ。でも、一番嬉しいひとと
新メンバーが元気に出てきてくれました!ソフトクリームの日に生まれた、兄(の新生児時代)に激似の女の子です。どうぞよろしくお願いいたします!
ここ数日、厚木の男の子のネグレクト遺棄事件のことが頭から離れない。 電気も通っておらず鍵がかけられ窓も目張りされた6畳間の部屋で、5歳の男の子がひとり過ごした日々を考えると、あまりに悲しくてつらい。 5歳なんて、もう色々なことを理解できる年齢。 父親を待っていたときの気持ち、ひとりの時間にとったであろう行動、死に至る過程をどうしても想像してしまい、悲しすぎて息ができなくなる。 誰かに育ててもらった、という精神的土台には、お腹をいっぱいにしてもらったという記憶が大事なんだと、