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そのまんまの自分を生きる
2、3年前、実はやりたいと思っていたけど、できなかったことがある。
メディアアーティストの落合陽一さんの記事が面白くて、その頃noteを購読していて、その中で「裸性と身体性」というシリーズが気になった。
”ウィズコロナにおける、身体性について考える中、ヌードという表現とり始めた、エロさではなく、身体性を補完する裸性というテーマで。”
裸体の美しさに、思わず、裸体を撮られるってどんな感じか、が気になった。
私、太陽が双子座で、双子座というのは、思ったらやってみないと気が済まないという性質があるような気がする。
それは、全体的に理解したい、体験してみたいという性質でもあるため、いろんなことに好奇心を持ち、広く浅く、全体的に知りたがる。
モデルを募集されていたけど、さすがに、男性に撮られるのは抵抗があると思い、当時は踏みとどまった(笑)
裸になる、腹を割って話す、人肌を脱ぐ、という表現からして、裸になるというのは、全部取っ払って、包み隠さず、オープンでいることのように想像する。
私は元々、自然や植物、動物が好きだけど、植物や動物は服を着ていない。
多分裸だと思う、私の感覚では。
毛皮が服なんじゃないのと、娘は言うけど(笑)
アダムとイブがエデンの園で、神から禁じられた善悪を知る実を食べてしまった時、裸であることを知り、イチヂクの葉で隠した。
自分が裸であると知って隠したくなった。
今までは裸だったけれど、裸であることは知らなかった。
動物は自分が裸であるとは考えたりはしない。
「知る」、認識が変わったということ?
今までこの箇所をそんなに深く考えたことはなかったけど。
多分、頭で色々考えてもわからないときは、何をするか?
私は、実際やってみる(笑)
以前からセンスとか文章が大好きで、ずっと撮ってもらえたらいいなと思っていた女性のカメラマンさんが、ちょうど募集をされていたので、撮影をお願いした。
いざ、撮影するとなると…
やっぱり躊躇するんだな、これが。
温泉や銭湯だったら、みんなが裸だから全然平気だけど、自分だけ何も着ていなくて、撮られることに、最初はかなりの抵抗感があった。
自分だけ裸で撮られるのは恥ずかしい、という認識。
でも、これが、小道具として持ってきてくださった植物と撮っていくうちに…
花が震えているのに気がつく。
花との対話なのか、花を通じて自分との対話なのかわからないけど。
対話が始まる。
もちろんわたしが持っている手が震えているから、花も震えているんだけど。
震えているの?寒いの?
恥ずかしいの?
裸は寒い、そして、抱えている腕が重くなってくる、そして、恥ずかしいのも少し。
そして、植物ってこんな気持ちなのかな?
わからないけれど、私は好きな植物と近いものに今なっているのかな?
そう思ったら、震えは止まって、恥ずかしさもちょっとどこかに消えていた。
裸になることは、現代の日本人だったら、お風呂以外では恥ずかしいかもしれない。
原始人や原住民、赤ちゃん、小さい子、動物、植物の意識だったら、恥ずかしさはないのかもしれないけど。
撮影中は、ポーズする自分の姿を同時にファインダーからはのぞけない。
だから、どういう姿勢でいたらいいのか、カメラマンに指示してもらわないと、わからない、プロのモデルさんだったら違うのかもしれないけれど。
不思議でなかなか普段できない体験だった。
撮ってもらったあと、服は着てても、いつもオープンマインドでありたいな、ふとそう思った。
ありのままでいる。
太っていようが、虫刺されだらけであろうとも。
そのまんまのわたし。
やせていることが美しい
胸が大きいのが美しい
世にあふれてる理想像は、誰にとっての理想??
美しさの基準も人それぞれ。
でもきっと、存在するだけで、それはもうアートのような気がする。
あ、でも裸の王様にならないように気をつけなきゃね!
一度公開したけれど、ちょっと手直しして再投稿。
そのまんまの自分で、みんな生きられる世界は、きっと楽しい。
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