【読書記録・日記】ドキドキハラハラしたくはない
こんにちは。長尾早苗です。
日々めんどくさいことばかりですが、日課はこなしています。
*今週の読書
江口穣『1998年からのラプソディ』
「確かなものを踏みしめなければならないんだ」 本文132ページより うつくしいこととはなんなのだろう? 問いを持って生きることに熱い涙を流せる、それは飽和であってひとつの生き方なのかもしれない。 おめでとう、この世に生まれてきてくれて。
梁川梨里『ひつじの箱』
くるしいことをくるしいと歌い上げること。そのくるしさが誰にもわからなかったとしても、自分だけはいつまでも覚えていられるくるしさだということ。 箱に閉じ込められるくるしさ、守られてしまったくるしさ、それがすべてよろこびとひとは呼ぶ。
文芸創作ほしのたねvol.25 特集「冒険」
人間関係すらも冒険のように思える。 わたしたちが考える「冒険」の不確かさ、ままならなさ。 守ってもらう、掴みに行く、そういったことを超えて、わたしたちが守りたいものはなんなのか。
星々vol.5
特集は「地図」 地図を作るもの、土地に根ざして生きる人々の話。いずれ記憶は忘れられて、土地の記憶も変わっていく。 変わっていくことがいいことなのか悪いことなのかはのちのちのみんながわかること。 でも、変わらないと始まらないものもある。 土地と共に生きること。
岸田大ほか『改行』
東堤翔大 a.k.a岸田大さんが主宰される詩誌です。 ヴァース・ノベルは詩ではないか? その出発点から、多くの書き手が集まりました。 どこで改行するかは詩人も他の書き手も悩むところ。 詩の文章から生活へ。そして非現実へ。 矢印の方向はどこへいくのか。
*文芸創作ほしのたね25号に短編小説を寄せました
われらがフェリス女学院大学の現役生+OGで作っている団体、文芸創作ほしのたねにて、特集「冒険」が編まれました。
わたしは短編小説「ささやかな永遠」を特集作品として寄せています。
恋人同士の恋愛、そのうえでの浮気、女性の孤独など、「誰も言わないけれどほんとうはそう」ということを短編にしました。
ほかにも「冒険」というテーマのもと、様々なドラマが繰り広げられています。どうぞよろしくお願いいたします。
*河原奈苗さんの個展に行ってきました
祝・完売御礼!
イラストレーター・デザイナーの河原奈苗さんに表紙イラスト・デザインをご依頼した『暦の中を吹く風と』(私家版)が完売しました!
今回はもとより行こうと思っていた、河原奈苗さんの個展に行ってきました!
場所は原宿のギャラリー・ルモンドさん。
会期は奈苗さんのInstagramをご覧ください。
*虎に翼展
せっかく原宿に平日に来たので、渋谷まで足をのばして「虎に翼展」も見てきました。
平日はNHKプラスで毎日見ていて。
主題歌作詞作曲の米津玄師さんへのインタビュー、主要登場人物キャストのサイン色紙、実際の衣装など見られて大満足。
*MILKBOYを10年ぶりに訪れて
中学生の時、嶽本野ばらさんの『下妻物語』から入って惹かれた「かわいい」の世界。
でも、どうやら自分はBABY,のようでもない。
MILKのようでもない。
でも、かわいいと意志の強いことばは言える。
なんなんだろう? わたしって。
と思っていて、原宿界隈を歩き回った時期がありました。
15歳くらいから21歳にかけて。
目がまわる高いお値段のお洋服に、ラフォーレで立ちすくんでしまったこともあります。
ラフォーレにもお店はありますが、本店に伺ったのは久しぶりでした。
なんだろう、MILKBOYはMILKBOYだった。全然変わってなかった。
言語化するのは難しいけど、かわいいとはまた違った価値観を打ち出し続けてくれていた。
そのことに新しささえ感じました。
奈苗さんの個展がMILKBOYの前でやっていて、久しぶりに入りました。
ハラカドに行って思ってたけど、みんな、ぼっちはださくないよ。
ぼっちでいることを怖がることがほんとはださいんだよ。
みんなと一緒、みんなと同じ、いつ撮られるかわかんない。
そんな生活を余儀なくされている人々はうらやましくもあるけど、同時にすごく大変そうだな…
と、大学生たちを見ていて思いました。
あの頃、人と違って当たり前ということをかみしめていたころ、こんなこと考えなかったけど。
ぼっちを怖がる雰囲気がすごくあった。
でも、ぼっちを誇っているかっこよさももちろんあった。
ハラカドは落ち着きます。寝そうになった(よくない)
*全部はからあげに持っていかれた――「カルテット」全話
ネタ仕込みにドラマやアニメを見ているのですが、
ようやく「カルテット」全話を見ました!
ほんとによかった。吉岡里帆さんってここでこの役だったんだ…
からあげにレモンをかける前にみんなに確認しないと取り返しのつかない「まさか」が起こる。
居酒屋でからあげを頼みにくいし、日常的にからあげを食べるたびちょっと笑えます。
ドキドキハラハラしたくないなあ。
*近況のようなもの
ご近所のATMに行ってみたら、ここで毎朝6:30にラジオ体操しているけど来ない?
とおばあちゃんに言われて、行ってみました。
深入りされすぎず、なんだかいい感じ。
その場限りのご近所づきあいも楽しいのかもしれない。
朝早く起きてしまうのが悩みだったけど、わたしだけじゃないんだな。