やりたいことの為に「やりたくないこと」は出来るのか?
どうも、トニーです。
「やりたいことがあればやりたくないことも喜んで出来る」ってあるじゃないですか。
あれ、言葉不足だよなーと思ってまして。
正確に言えば「やりたいことのためにやりたくないことをちゃんと排除してやりたいことを達成する」にしたほうが良いなと思うのです。
今回はそんなお話を。
「やりたいことをやるためにやりたくないことをやる」
最近の話だとレペゼン地球のDJ社長さんとかがお話していますよね。
「やりたいことがあればやりたくないことも喜んで出来た」と。
もちろん彼のお話は心に響くものがあったのですが、「やりたいことがあればやりたくないことも喜んで出来る」という文章には少し補足説明を加えたほうがしっくり来る気がしているのです。
というのも、今だけを見ていると「やりたいことがあろうがなんだろうが、やりたくないことはやりたくないことに変わりはない」んですよね。
どれだけお金を稼ぎたかろうが、自分の時間を切り売りして、自己肯定感が下がるような場所で働きたくはないように。
人が一度認識している「やりたくないこと」は基本的には「やりたくないこと」のままです。
フォローをしたくないnoterさんの気持ち
例えばnoteでより多くの人に記事を見てもらいたい。という「やりたいこと」があったとしましょうか。
だけどもそのためには「色んな人をフォローする」というやりたくないことをやったほうが良いとします。
(実際問題色んな人をフォローするのはやらなくてもいいけど、やったほうが最初はみて貰える人を増やすこと。に繋がります。)
だけども「変に相互フォロー狙いでフォローするのってつながりとしてどうなの?」とか「みたいと思ってもない人をフォローするってどうなの?」とか「自分だったらそんなフォローされるの嫌だなぁ」とか色々と考えるわけですよね。
こういう場合「やりたいこと」の為に「やりたくないこと」を喜んで出来るのか?っていうとNOなわけです。
やりたくないことはやりたくないことのままで、「喜んで出来ること」には変わらないんですよね。
なぜやるのか?じゃなくて何のためにやるのか?
で、こんな時にやると良いのが「今」じゃなくて「未来」だけにフォーカスすること。でして。
「なぜnoteをやるのか?」じゃなくて「何のためにnoteをやるのか?」を考えることです。
この問いを変えることで
「今の充実」→「未来の結果」へ目的を変えることが出来るし、そのためならば「やりたくないこと」をそこまで気にしないで進められるようになります。
例えばnoteをやる理由が「書いてて楽しいから」「noteをやることをより楽しくしたいから」の人がいるとしましょう。
この人がnoteをやる理由は「充実感や楽しさを得ること」です。
これは未来の結果ではなくて「今の充実」を求めているんですよね。
つまるところ、「今の充実」が一番の優先事項なわけですから、その「今の充実」を失う可能性が高い相互フォローをすることは「やりたくないこと」のままなわけです。
ここで、noteを書く理由を「なんのために」に変えてみましょう。
例えばnoteを書く理由を「多くの人にみてもらい、自身の発信を見てくれる人の人生幸福度の総量をあげるため、そしてnoteのビュー数を10万達成し、Kindleで電子書籍を1万ダウンロードしてもらうため」
としましょう。
こうすると「なぜやるのか?」(=楽しいから)ではなくて「何のためにやるのか?」(=目標を達成するため)という未来志向に変わります。
そしてこの「未来の発展」のためならば、「今はまだ全然みてもらえないからまずはフォローをして自分のことを知ってもらう人を増やそう」はすっと腑に落ちて行動できるようになります。
(ここで「今の充実」が最優先事項だと腑に落ちないままです)
これが「やりたくないこと」が「喜んで出来ること」に変わるカラクリです。
今の充実。を求めている人は視点が「今」をみています。
となれば基本的に自分がやりたいことはしたく有りません。あーだこーだ考える要素も増えるし煩わしくもなりかねない「フォロー」を自分からやりたいと思えないんです。
反面「未来の発展」に向かうと考えたら、自分が考えた上で必要だと思った手段はすぐに実行に移せます。
スポーツの世界で厳しい練習を行うのは何のため?という話と一緒です。
金メダルをとる!という目的意識があれば厳しい練習も「時分を鍛えるために必要なこと」と喜びを覚えるかも知れませんが
練習を楽しみたい!と今を見ていたら、厳しい練習なんて当然誰もしたくは有りません。
(もちろん今の充実を求めることが悪いわけじゃないです。むしろそれも大切なので、「未来を見てもやりたくないこと」は避けたほうが良いです。)
「未来」を見てるか、「今」を見ているか?
たったこれだけで「やりたくないこと」が「喜んで出来るかどうか?」が変わります。
(今の充実を求めることが悪いわけじゃないです。むしろそれも大切です)
行動ができないならば「何のために?」を考えてみよう。
そんなわけで「今やるべき行動、やったほうが良い行動があるのに気持ちが上がらなくて動けない」人は
「なぜその行動をするのか?」ではなくて、「何のためにその行動をやるのか?」を考えて、具体的な未来の目標を設定することをおすすめします。
ご参考になれば幸いです。
↓今日の話の元ネタとなった本です。