名古屋ぶらぶら日記・東山給水塔①
何にもしたくないので、東山給水塔へ行ってきました。何にもすることがない日に家にいるととにかく目がつかれます。スマホや読書、ネット、しなくてもいいメールチェック。ついついそんなことばかり。
じゃあ出かけようかと思いつくのは、図書館、美術館、映画館、本屋。あそびの幅の少なさに我ながら哀しくなります。もう何でもいいから、この小世界の中から脱出したい。そう思って、最初に思いついたところへ行くことに決めました。
それが東山給水塔。20代のころ本来の役目を終えただそこで佇んでいるものたちが醸し出すノスタルジアにやや憧れていた時代があり、何か地元でもそういう欲が満たせる地はないものかと探していた頃合いにその存在を知りました。当時はとてもアクセスが悪く徒歩で行けそうもないと何故か思っていたのですが、いざ行こうと決めて調べてみると覚王山駅から徒歩15分ほど。思わず拍子抜けしてしまいます。
昼ごはんはおにぎりを持っていくことにしました。よく晴れているし、最近これにちょっとはまっているのです。お店で食べるのは確かに外出の大きな楽しみでもありますが、それに気を取られて本来の気分を損なう時があることに気づきました。おにぎりをきゅきゅっと握ってラップに包み、バナナと一緒に大きめハンカチで包みます。麦茶を入れた水筒と一緒にリュックに詰めれば準備万端。遠足みたいにわくわくします。去年買って押し入れに入れっぱなしのちょっといいカメラも持っていくことにしました。適度におもちゃを持たせてあげるのも、一人歩きを楽しむコツです。
覚王山までの道のりはあまり覚えていませんが、車内の様子を眺めたりしながらぼーっと楽しんでいた気がします。後から振り返るとぼーっとしていたように思うのですが、たぶんその時はこどものようにわくわくしてちょっと心臓の鼓動が気になっていたように思います。いつもそうです。
さて覚王山に到着すると、ひとまず日泰寺へ向います。その日は平日でしたがよく人が歩いていて楽しい気分になりました。商店街に人が歩いていないのは寂しいし、なんとなく緊張するので苦手です。
さて今日はここまで。続きは次回、日泰寺へ行きます。