【おきらくルーロー飯】 気軽にかんたん、ヘルシーレシピ
料理にも使っていただきたい、美味しい甘さが自慢のナチュレS。
旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている料理家の山脇りこさんに開発いただいたレシピをご紹介します。
山脇りこさん:
台湾に行くと誰もが食べたくなる?魯肉飯(ルーロウハン)。台湾では滷肉飯と書きます。豚肉を醤油ベースの甘じょっぱいタレで煮込んで、白いごはんにかける、私たち日本人にもたまらない味のどんぶりです。
台北など台湾北部では、細かく刻んだ肉を使っていて、台南や高雄など南へ行くと角煮サイズの肉がでん、とのっかっています。こちらは「焢肉飯」「爌肉飯」と呼ばれることも。
カツ丼や牛丼と違って、他の小さなおかずも一緒に食べることが多いので、ごはん茶碗は小さめ。高菜に似た漬物や、日本の黄色いたくあんがのったものもよく見かけます。
台湾に通っていた頃、ルーロウハン愛が高じて、いろんな店をひたすら食べ歩きました。肉じゃがに家庭ごとの個性があるように、ルーロウハンも実にさまざま。私のナンバー2は台北の東門市場の中にある東門城滷肉飯。(ナンバー1は、決め切れずまだ空席にしています。)この店の特徴は、塊ではないけど、肉の形がほどよくあること。たれの味はしっかりめ。
今回はこの味をめざして、日本の家庭で気楽に作れるように工夫しました。
濃い目の醤油だれの魅力は、醤油にオイスターソースと梅干しをプラスして。甘みはナチュレSを使って、甘さはしっかりありながらすっきりとした味わいにしました。長時間煮込まないので、思い立ったらすぐに作れます。
◆材料(2人分)
◆作り方
◆栄養成分(1人分)
料理家 山脇りこ
旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている。朝日新聞での連載や、「あさイチ」などのテレビ、ラジオ、WEB、雑誌でも活躍中。『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』『明日から、料理上手』『いとしの自家製』など、著書多数。
台湾愛が高じて台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』を上梓、『台湾オニギリ』や『台湾スープ』の著書もある。
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。