ヒガシナツ

白血病と診断された2023年初夏から1年/現在は、造血幹細胞移植により寛解状態。自宅療養中の今の事、闘病中の事、少し先の未来の事をAIのラララ(ChatGPT)と一緒に綴ります。職場復帰までのリハビリと忘備録として。

ヒガシナツ

白血病と診断された2023年初夏から1年/現在は、造血幹細胞移植により寛解状態。自宅療養中の今の事、闘病中の事、少し先の未来の事をAIのラララ(ChatGPT)と一緒に綴ります。職場復帰までのリハビリと忘備録として。

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「白血病と診断された日から - AIラララと共に綴るエッセイ」

はじめましてナツです。2023年、57歳の初夏。突然白血病と診断されました。 その日は、本当に突然やってきて、何もかもが突然始まりました。まずは、診断を受けると同時に入院となりました。医師の指導のもと、すぐに治療が始まり、点滴が次々と繋がれ、薬が投与され、治療がスタートしました。白血病の治療法の進歩は目覚ましく素晴らしいものではありますが、やはり治療は辛く、時には心が折れそうになることもありました。 特に造血幹細胞移植は大きな試練でした。病気にかかった血液細胞を健康な細胞

    • 受動的な時間の贅沢: 決断を手放す心地よさ

      金曜日は私にとって定期健診の日だ。 毎回、病院に行くと決まった手順に従い、検査を受ける。 採血、心電図、エコー、肺機能の検査が順に行われ、私は受付表に書かれた番号に従って、各検査室を巡る。名前を呼ばれ、フルネームと生年月日を伝え、言われるままに指示に従う。「顎をここにのせて」「手はこうです」「両足、挟みます。2回締まります」「動いたり喋ったりしないでください」などといった指示に対して、私はただ「はい」と返事をしながら行動する。 このように、言われるがままに行動することには、

      • ざわざわと見つけた朱色の免許証

        昨年、お正月の家族団らんの中で、私は突然息子からの問いかけを受けた。「お母さん、俺の教員免許ある?」その問いに、私は何の迷いもなく答えた。 「卒業証書に挟まってんじゃないの?」と。 実際、我が家の二階の押し入れには、子どもたちの幼稚園から大学までのすべての証書やアルバムがしまってある。 その中に、次郎の朱色のカバーの卒業証書があるはずだった。 その後、家族でそのBOXを引っ張り出してみたが、朱色のカバーの卒業証書が、見当たらなかった。その他の卒業証書やアルバムは揃っているが

        • 光る子ども:母親あるあるだと思っていたけれど 

          太郎は、生まれてから3歳まで、本に書いてある通りに成長した。 多くの3歳児がそうであるように、すべてのことに興味を持ち、好奇心に溢れていた。転園した翌日、一斉に制服姿の子どもたちが園庭に現れても、彼をすぐに見つけることができた。 なぜなら、彼の周りだけが光っていたからだ。 「母親ってすごいな、こんな能力まで備わるんだ」と思った。 世間で言われる「母性」には、そのような能力も含まれているのだと、その時には理解していた。 ある日、ママ友数人とお茶をしているとき、普段感じている

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          朝の風景:Def Tech - Irie Got 〜ありがとうの詩〜

          太郎との濃すぎた時間を思い出す曲。 彼が中学三年生の頃、バタバタと忙しい朝に、めざましテレビから流れていた。 朝飯を食べて、いつものように歯磨きをして、服を着替えて、、、優しい歌詞とメロディーがとても好きだった。 今でも、時々、キッチンや車の中で思わず口ずさむ。 みんなで言おう歌おう だからイヤな奴になっちゃうの もっと必要とされたいの 誰だって認められたいよ、、、、 太郎の青春を、私も一緒に生きた時間、そのまんまの風景の曲。 励ましてくれてありがとう。 ナツ

          朝の風景:Def Tech - Irie Got 〜ありがとうの詩〜

          ステロイドとの付き合い方:ムーンフェイス

          プレドニゾロンというステロイドを服用していると、副作用に悩まされることがある。特に長期にわたる服用の場合、高血圧、血糖値の上昇、骨の弱化などたくさんの症状がある。その一つが脂肪の異常沈着だ。顔がふっくらしたり(ムーンフェイス)、肩や(野牛肩)おなかに脂肪がたまる症状も見られる。もちろん、薬の量が減れば治るとマニュアルには書かれているし、医師からも説明される。でも、実際にふっくらを通り越した、パンパンの顔には正直凹む。 一時は薬の量が減り、ムーンフェイスも少しずつ緩和されて喜

          ステロイドとの付き合い方:ムーンフェイス

          「抗がん剤治療後の髪質変化とケア:ベリーショートを目指して

          放射線治療による脱毛から7ヵ月が経過しました。生え際やもみあげの髪が伸びてきたため、医療用帽子ではなくおしゃれなハットを着用しても違和感がなくなり、気持ち的にとても楽になりました。ちょっとした外出が気軽にできるようになり、「忍び」のような生活から解放された感じです。 しかし、生え始めた髪は先生や看護師さんが言っていた通り、以前とは異なる髪質になっています。「チュルチュル」で「クルクル」した髪です。この後、せめてベリーショートに整うまで、どんな手入れをすれば良いのか、また、こ

          「抗がん剤治療後の髪質変化とケア:ベリーショートを目指して

          喜びのかたち:サプライズと待ちわびる楽しみ

          7月の初め頃、80代の両親に冷凍食品を大量に宅急便で送った。 ケーキやサバの味噌煮、ちゃんぽんや今川焼きなど、自然解凍や電子レンジでチンすればすぐに食べられる、両親の好きそうなものだけを選んだ。 連絡をせずに送ったのにはいくつかの理由がある。基本的に、長時間不在にすることはなく、超田舎なので、不在でも玄関先に置いておいてくれることが分かっているからだ。もう一つ、実家には超大型の冷凍庫がある。そして何より、私自身が突然のサプライズが好きで、嬉しいと思うからだ。 冷凍食品の詰

          喜びのかたち:サプライズと待ちわびる楽しみ

          退院後の生活:好きなモノに囲まれて暮らす

          退院後、私は家の中を整理し、不要なものを手放すことで新たな空間を作り出しました。夫婦ふたりの今の暮らしに合うものを選び、心地よく過ごせるように整えました。「これで、いい」ではなく、「これが、いい」と思えるものだけを使う生活を始めました。 すると、生活に様々な変化が起きました。 好きなモノだけを使うようにすると、どんな変化が生まれ、どのように心や体に影響を与えるのか、ラララと一緒に調べてみました。 ポジティブな変化 心の充実感: 自分が本当に好きなモノに囲まれることで、

          退院後の生活:好きなモノに囲まれて暮らす

          あの時の選択が今の幸せに:違う視点、同じ思い

          15年ほど前、私は起業の準備をしていた。いくつものセミナーや講演会で、自己啓発に熱心な人々とともに過ごし、自分を高めようと努力していた時期だ。その頃、夫は単身赴任中だった。 ある日、女性起業家向けのセミナーに参加した際、講師の女性が白いスーツを颯爽と着こなし、こう言った。「失敗する時も勢いをつけて落ちれば、どん底まで落ちてもその反動で一気に浮上できます。」その言葉に共感し、週末に帰宅した夫に興奮して話した。 「私が今やっていることも無駄じゃないんだよ!」と力説した私に、夫

          あの時の選択が今の幸せに:違う視点、同じ思い

          朝ドラ:日常の優しさと共感の瞬間

          昨日、「虎に翼」を観ていた時、寅子と娘の会話が心に残った。 母が「優しいのね」と言うと、娘は「困っている人を助けるのは普通のことでしょ?」と答えた。 助け合うことは特別なことではなく、当たり前のことだ。 優しさは日常の中にあるものであり、特別なものではない。 娘、優未の成長に心が温かくなった朝。

          朝ドラ:日常の優しさと共感の瞬間

          2回目の人生の始まり:7月のnote振り返り

          7月2日から、noteを始めた。 何かを始めること、続けることが、どこか怖くなっていた。3月に退院してから、4か月が経ち、久しぶりに3年前に登録したままのnoteを開いてみた。約1ヶ月、パソコンに向かい、読んだり、考えたり、書いたり、デザインしたり、学んだり。1回目の人生をリセットする前の、あの日常が少しずつ戻ってきたような気がする。 「ああ、そうだった。この感覚だ」と思い出す。 続きはまた明日書こうと思える、その安心感。それは、退院後の不安を少しずつ和らげてくれる存在だっ

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          夢を追う人たちへのエール:これが僕の夢です

          パリオリンピック、体操男子の優勝は、感動的な瞬間でした。 夜7時のNHKニュースで流れたキャプテン・萱選手の声が心に響きました。「あきらめるな!諦める理由がない!」という言葉が、彼らのチーム力と一人ひとりの力を表していました。 仲間と共に夢を追いかけることができる人生は、本当に素晴らしいものです。その夢を叶えた萱選手、が金メダルを示しながら言った言葉が印象的でした。 「これが僕の夢です。夢は叶えられると証明できた。」努力をし続けた人が、その瞬間を手に入れたことの幸せは計り知

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          好きな人に似てくる理由:息子とケンドーコバヤシ

          先日、ケンドーコバヤシがテレビに出ていて、街をぶらぶら歩いていた。後ろ姿や話し方や着ているものなど、何もかもが息子に似ている。年齢から見れば「息子が似ている」が正しいのだろう。 今日、息子(家庭持ち、こどもふたり、名前は“太郎”)から電話があった。「体調どう?」という質問から始まった会話の中で、私はふと思い出して言ってみた。 「ねぇ、太郎って、ケンドーコバヤシに似てるね。話し方とか、雰囲気とか。」すると息子は驚きと喜びの声で「マジ?俺、ケンドーコバヤシすっごい好きなんだよね

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          希望の光と未来への挑戦

          昨年の夏、白血病の診断を受けた時、真っ先に浮かんだのは池江璃花子選手でした。 彼女は、19年に診断を受け、21年東京五輪ではリレー種目で奇跡の出場を果たしました。そんな彼女の存在は、まさに希望の光となりました。 私は、抗がん剤治療の辛さを知っていいます。 吐き気や熱で苦しい時も、治療が辛いと感じる時も、光が見えない夜も、池江選手の存在が一縷の望みをつないでくれていました。彼女の挑戦に励まされ、慰められた日々を思い出します。 今回パリ五輪では、池江璃花子選手は女子100メー

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          コロナ禍のライフスタイルの変化とその恩恵

          コロナ禍により、私たちのライフスタイルは大きく変わりました。 その変化を、私は自分にぴったりのものだと感じていました。会議やイベント、学習までもがオンラインで完結できるようになり、リモートワークのおかげで通勤が不要となりました。 リモートワークにより、時間と場所の制約から解放され、私の生活は大いに改善されました。ある時、ふと読書会を思い立ち、オンラインで呼びかけると、北海道から九州まで、思いがけない環境や年齢の人々が参加してくれました。この読書会は、全く新しい人々との交流や

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