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「かぎりがある」ことを意識しよう


こんにちは。
ナツミ(@natsumi_smile)です。

朝起きて、今日は何をしようか考えます。
あのタスクを片付けなきゃ、これもやりたい、あの人と会う約束がある・・・
手帳やメモでリストアップして、できたものを消し込んでいきます。

結構がんばっていろいろやって、
夜になってそのリストを見返すと、
半分も終わっていなくて何だか不完全燃焼・・・

しかもやらなきゃいけなかったタスクがまだだった!
焦ってやるものの、始めたのが遅かったので
結局夜中までやるハメになって、何だか疲れた・・

朝には今日1日、充実したものになる予感がしたのに
終わってみたら意外と充実感は少ない。

そんな経験ありませんか?
わたしもよくあります。

でも以前よりも減ったと思います。
何事にも「かぎりがある」ことを意識するようにしたからです。


「かぎりがある」ことを理解すると、本当の価値が見えてくる

人は、いつもあるもの・たくさんあるものには、いつでもあるわけじゃない・数の少ないものよりも価値を感じなくなります。

一方で、本当は限りがあるのに、普段それをあまり意識していないものが意外とたくさんあります。

たとえば、時間。
1日は24時間ということは理解はしていても、1日のスケジュールを立てるときにあまり意識はしていないのではないでしょうか。
ましてや、1週間168時間、1ヶ月が720時間(30日として)、1年が8760時間ということを意識して行動できる人は少ないと思います。

たとえば、人間関係。
いま目の前にいる人が、いつかはいなくなるという事実。それは、この関係にも限りがあるということです。そのことを今この瞬間、相手と話している瞬間に意識していることはあまりないのではないかと思います。

たとえば、自分のエネルギー。
今日1日に使える自分のエネルギーがどれくらいか。体力やモチベーションmの限界が、どれくらいかを明確にわかっている人は少なそうです。
どういう仕事をしたら疲れるのか、どういうことをどれくらいの時間でやれるのか、自分が納得のいくパフォーマンスを維持するためにはどれくらいまで頑張流のが限界か、知ることはとても大切ではないでしょうか。


「かぎりがある」ことを意識すると、優先順位がつけられる

「かぎりがある」ことを理解すると、途端にそれらを大切に使おうと思います。

大切に使おうと思い始めると、たとえば「24時間のうち6時間は寝たいから残りは18時間で仕事9時間、終わったら人と会うから、今日の可処分時間は・・・といったように、具体的に考え始めるのです。

そうすると、次は自然とそのかぎられた中で出来ることを考え、優先順位をつけ始めます。
「今日は朝30分と夜1時間の自由に使える時間がある。今やりたいこと・やるべきことのうち、30分なら運動か読書ができそう。1時間なら・・優先順位が高いものは・・・」といった具合です。


逆にいうと、優先順位を決められない・決めていないということは
「限りがある」ことを意識してないということでもある。

冒頭の何だか充実感が足りなかった人(過去のわたしです)には、これが足りなかったんですね。


「かぎりがある」ことを忘れがちなもの

わかっていても忘れてしまいがちなもの。

時間・人間関係・自分のエネルギーは先ほど書いた通りだと思いますが、他に忘れがちだなとわたしが思うものは・・

・気持ちや感情
怒っても悲しんでも、その気持ちや感情はいつまでも続きません。いつかは癒されるか慣れるかしていきます。
逆にいうと、嬉しさや楽しさ、好きという感情にも限りがあると思います。飽きてしまうとか、激しかったものが落ち着いたものになって変化するとか。
でも、だからこそ、今自分の中にある気持ちや感情を大切にしようと思いませんか。

・命
いつかは死ぬとわかっていても、普段なかなか意識できない、または受け入れられないものでもありますね。
わたしはペットを飼って、短い命に、命の「かぎり」を意識するようになりました。
長くても十数年の命。だからこそ全力で大切にしたいし責任を全うしたいと感じます。
これも「かぎりある」ことを本当の意味で理解したからに他なりません。

・今置かれている環境
たとえばいま勤めている会社だって、こんな時代だから10年後もあるかどうかはわからなくなってきました。もしかしたら、なんらかの事情で家族と離れ離れになってしまうことだってあります。人生は本当に何があるかわからないもの。だから、今自分が置かれている環境にも「かぎりがある」ことを意識すると、とてもありがたく感じられる気がするのです。


こうやって考えていくと、何にでも「かぎりがある」。
永遠に同じものなんてないし、変化のスパンもどんどん早くなってきているから。そう思います。


自分で「かぎりを決める」と集中できる

「かぎりがある」ことで大切にしようという意識が働きます。
大切にしようとするということは、それに集中するということです。

時間は有限だから、この1時間でこれを終わらせよう。と思えば終わらせることに集中します。
でも時間が有限ということを意識しないと、ダラダラとテレビを見たりスマホゲームをしたりして、あっという間に1時間が過ぎてしまうかもしれません。

他のことも同じです。
人間関係にも終わりがあることを知れば、一緒にいる時間に集中しますし、相手を大切にすることに集中します。
今の仕事も終わりが来るかもと思えば、自分のスキルを上げるために結果を出そうと仕事に集中するかも知れません。あるいは会社に貢献しようと仕事に集中するかも知れません。

それを逆手にとると、自分で「かぎり」を決めれば、集中できるということ。

3時間の自由時間があるけれど、勉強はこの1時間と決めて集中する。
運動は好きじゃないけれど、30分だけと決めて集中する。
この人といるとネガティブな気持ちになるから、ここだけのおつき合いと決める。
悲しいことがあったけれど、その気持ちに浸るのは今日1日と決める。


楽しいことは「かぎりがある」からより楽しめる。
苦しいことは「かぎりがある」から耐えて頑張れる。

「かぎりがある」ことを意識すると、
大切なものを、きちんと大切にすることができると思います。










#ナツミnote 【Day174】
自分の声に耳を傾けることで、自分を大切にしよう。そんなnoteを、ほぼ毎日書いています。書いたのにアップし忘れて、noteが数えてくれる連続更新記録のカウントが途切れたので、「ほぼ毎日」。たまにエッセイ。

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