二胡で弾きたい曲のうんちくをまとめていくマガジンです。 二胡はやはり中国の楽器ですから、中国語の方が圧倒的に情報が多いんです。 なので、中国語が堪能なセバスチヤンの才能をお借りして、ここにまとめて行こうと思ってます。
こんにちはセバスチヤンです。 今回は日本の二胡弾きさんに人気のある「女人花」を取り上げたいと思います。香港の大スターアニタ・ムイさんの大ヒット曲です。 (以下、この記事では敬称略でアニタ、に統一します) まずはオリジナル版をお聞きください。 https://www.youtube.com/watch?v=gCvoEQfgq9c 女人花の日本語歌詞 歌詞があるので、やはりどんな内容の歌か気になるところですよね。 歌詞の転載やどなたかの訳詞の転載は著作権などの関係がよく分か
こんにちは、セバスチヤンです。今月はフモジェンヌが曲解説をしてくれたので、私はネット上の映像を紹介しながら、少しエッセイ的なものを書いてみたいと思います。 まずは歌バージョン「但願人長久」はフモジェンヌの解説の通り、テレサテンさんの「淡淡幽情」というアルバムに収録されました。 1983年に香港と台湾で発表されたこの曲は中華圏で大ヒットとなったそうですが、1995年に北京出身、香港で活動する歌手フェイウォンさんによってカバーされ、再び脚光を浴びています。 まずはその2人のバー
こんにちは!フモジェンヌ投稿です。日本で集められる情報で曲の解説を書いてみたいと思います。 以前この曲をライブでリクエストされて、セバスチヤンに教えてもらった内容も含めてご紹介しますね。 但願人長久(カタカナで書くと タン ユエン レン チャン チュウ) 「ただ人々が健康で長生きすることを願う」という意味です。 「但願人長久」テレサテンさんが歌った代表曲 「但願人長久」は、日本ではあまり知る人は少ないかもしれませんが、台湾ではテレサテン(鄧麗君)の代表曲とされています。
はい!目を閉じて。 そして 馬が走っているところを思い浮かべてみてください! どんなシーンを思い浮かべるでしょうか。 こんにちは。フモジェンヌ投稿です。 セバスチ・ヤンの投稿面白いですね。作曲家と曲の歴史って一様ではなく、沢山のドラマがあるのだなと思って読んでいました。 賽馬を弾くという視点で書いて見ました。 セバスチの記事読んでい無い方はこちらから! 中国語記事ザッピング:賽馬 https://note.com/naruhodothe_niko/n/n4b2ea5330a
こんにちは。セバスチヤンです。今回は、二胡弾きさんなら一度は弾いてみたい賽馬を取り上げたいと思います。 今まで取り上げた2曲に比べたら比較的新しい曲です。賽馬でググると色々な演奏ビデオは出てくるのですが曲や作者のことを紹介したものは意外と少ないですね。2014年に製作された、その名も「黄海懐」という映画がありました。この映画と百度の情報を中心に話を進めていきたいと思います。 まずは作者、黄海懐の紹介です。基本情報として彼の人生の年譜を。 1935年江西省で生地屋を営む商売
前回に続いて、劉天華の病中吟を見ていきたいと思います。 二胡という楽器の位置づけ劉天華の時代では(勿論それ以前も)、教養ある正統的な音楽と言えば宮廷音楽であり、それはごく一部の人達のものでした。宮廷音楽で使う中国楽器と言えば、琴、笛、琵琶などです。二胡という楽器はその日暮らしの大道芸人などが日銭をかせぐために街角で弾いているレベルの低いものという位置づけでした。前回もご紹介した映画「劉天華」の中にもそれを示すエピソードがいくつか出てきます。 【劉天華の子供の頃の回想シーン
プロローグ:「病中吟」は劉天華のテーマソングこんにちは。セバスチヤンです。 劉天華の曲は?と聞くと、良宵、光明行、月夜、燭影揺紅、空山鳥語あたりがすぐに答えとして帰ってくるでしょうか? 二胡の楽曲としては劉天華は10曲しか作ってないので上記だけでも既に半分押さえていることになりますが。 でも真っ先に病中吟という曲を上げる人はなかなかいないでしょう。 私もそうでした。この曲の存在は勿論知っていましたが、何というかイマイチ地味というか取っつきにくいというか。 病中吟は劉天華の
こんにちは。フモジェンヌ投稿です。私はオタク的な個人的趣向の記事を書いていきたいと思います。 若手二胡奏者たちの演奏力は、もはや西洋楽器に迫るものがあります。 個人的に大ファンである上海音楽学院出身の陸軼文さん。 古典曲から現代曲まで幅広く演奏される。 曲を忠実に表現してくれる演奏家で、作曲家に好まれる二胡奏者なんだと、耳にしたことがあります。 もちろん、演奏力、表現力半端ない実力の持ち主です。 演奏がとてもしなやかで、エレガントで、現代的な感性の演奏者だなと感じます。
こんにちは。フモジェンヌ投稿です♪ ヤンさんの記事「二泉映月」を読んで 作者阿炳(アービン)の事を少し身近に感じることができたように思います。本人にしか真実は存在しないので、私たちが見聞きしているものは周りが作ったものに過ぎませんが、二胡の名曲と言われ大切にされている曲。 日本人の私たちがそれを語るにはあまりにも未熟過ぎるのでしょうが、ご縁あって私たちがこの曲に出会い、二胡で奏でると言うことを通し、感じたことを書き留めてみようと思います。 これからこの曲に出会う方に、少しでも
こんにちは。セバスチ・ヤンです。 記念すべき第1回は二泉映月を取り上げてみたいと思います。 この投稿では、主にネット上の中国語記事で見つけた曲に纏わるあれこれを拾いご紹介してきたいと思います。日本語でも検索できる記事についてはあまりここでは深堀しません。先にお断りしておきますが、あくまでザッピングを基本にしていますので、それぞれの記事の信憑性の検証は行っていません(専門家でもありませんので)。また、全部のネット記事を拾うのは無理があるので、あくまで私のレーダーに引っ掛かったも
初めまして。こんにちは。 二胡を人生のパートナーにしている、セバスチ・ヤンとフモジェンヌと申します。 このブログを訪ねてくださりありがとうございます。 二胡の曲の紹介や、それにまつわるあれやこれやを書いていきたいと思っています。興味を持っていただけたら嬉しいです! このブログを始めるきっかけは こんなことがまとまった二胡の情報サイトがあったらいいな〜!とずっと思っていました。 二胡は中国の伝統楽器の一つです。中国のサイトへ行けばたくさん情報は出てきます。 しっかし!中国語