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「賽馬」をかっこよく弾きたい!

はい!目を閉じて。
そして
馬が走っているところを思い浮かべてみてください!
どんなシーンを思い浮かべるでしょうか。


こんにちは。フモジェンヌ投稿です。
セバスチ・ヤンの投稿面白いですね。作曲家と曲の歴史って一様ではなく、沢山のドラマがあるのだなと思って読んでいました。
賽馬を弾くという視点で書いて見ました。
セバスチの記事読んでい無い方はこちらから!
中国語記事ザッピング:賽馬
https://note.com/naruhodothe_niko/n/n4b2ea5330afe?sub_rt=share_pb

馬の走る姿、右から走ってくる馬もいれば、左から走ってくる馬も
ファンファーレとともに、ぐるぐる回っている馬もいるかもしれません。(競馬場かっ笑)
戦いのシーン
海辺を颯爽と走るシーン
人それぞれ色々なシーンが目に浮かぶことでしょう。
技術力においては、皆それぞれたくさんの練習を積み上げていることでしょう。それに加えて、異国の曲を弾くときには想像力があるといいなと思うんです。

賽馬にぴったりのシーン

二胡弾きには有名すぎる曲「賽馬」
この曲を演奏するときに、私はこのシーンを思い浮かべます。
モンゴルで毎年7月に行われる国民行事「ナーダム」というお祭り。
ブフ(モンゴル相撲)・競馬・弓射の3つの競技が行われる。
2010年、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
この競馬がすごい!
あっちの地平線から、あっちの地平線へ
およそ35kmを駆け抜けていく草競馬。
この動画を見つけた時はそのスケール感に仰天でした。競馬場でしかみたことなかったから^^;
このレースの騎手は9歳以下の子供たちです。

草原を疾走するこの馬の群れ!一度は見てみたいものです。

この動画をバックに「賽馬」を弾いたことがあるのですが、弾いている方も聞いている(みている?)方もとっても楽しめました。
こんなにも馬にぴったりの曲を作れるということが、ものすごい作品だと思うのです。
二胡を知らない方が賽馬を聞けば、皆さん目をパチクリしながら楽しんで
馬が見えたよ!と言ってくださいます。
馬の走る音、疾走感、いななき どれもこれも面白いほど馬を表現する曲。

音楽も風土から生まれる

まさにその土地の気候や土が、食べ物や人の気質、暮らし方、考え方、遊び方、歌い方、様々な文化を作り特色となる。
音楽も然り。

日本でも沖縄の民謡と東北の民謡では、雰囲気が全く変わります。
気候は、食べ物だけでなく、人も作る。言葉や気質も変わる。
山形の会話で「どさ?」「ゆさ」という短〜〜い会話があります。
「どこに行くのですか?」「お風呂に行きます」という会話ですが、
寒いから口を開けたくないんだそうです。口開けてると雪が入ってくるから、と(笑。

大きな大きな大陸である中国では、同じ国であってもその地方での気候暮らしぶりは当然大きく変わるわけで、音楽も然り。
その曲の風格を表現するには、その土地の文化を少しでも垣間見てみると、頷けることが沢山あります。
作曲者や作品の背景を知っていれば、曲に寄り添える。
当たり前っちゃあ当たり前のことなのだけど、なんせ中国語。
私には手も足も出ません。大人になって始めた二胡ですから、中国語勉強する時間は二胡の練習に当てたいの。
だから、一緒にブログを書いてくれるセバスチヤンには大感謝しています。

曲の風格を表現する

やはりその曲の風格を表現してみたいなというのは憧れますね。(しこたま難しいけども。)
習う先生の出身によっても個性は現れます。
中国曲のオリジナル、スタンダードというのは、演奏者皆さんそれぞれ個性が強いので、私にはよくわかりませんが
有名どころの演奏をいくつか聞くと方向性は見えてきます。象徴的な奏法は使うけど、それも人それぞれの個性が光る。
どこにどの打音を入れるということではなく、手が勝手に打音を入れたくなってしまう、と言ったような。
私たちが異国人にとって、理解が深めるのもなかなか難しいですが、それでも近づくことはできます。

一度中国曲に「どぼっ」と!足を突っ込んでみると、確実に腕が上がるのは間違いないと思えます。その代わり・・もがきますけどね(笑。

賽馬に関して言えば、もはやパフォーマンス合戦でもありますから
どの賽馬がかっこいいか?
それを見比べているのもとても面白いです。

二胡という民族楽器、民族楽器というには、今はかなり発展した楽器な気がします。
現代曲、洋楽、クラシック様々な作品が二胡で奏でることができます。
多くの可能性を秘めた楽器でワクワクします。
が、やはり古典曲が一番似合う!というのは個人的に強く持つ感想。

賽馬アレンジ

賽馬は、アレンジが完成されている曲なので、これ以上のアレンジのアイデアがもはや浮かば無い感があります。
なので、プロの奏者の演奏を見ていて、どんだけ速く弾けるか!どんだけ馬のいななきがそっくりさんか!
それ意外に、バックのオケを超豪華にするとか、かっこいい黄金の馬(CG)を走らせるとか、豪華絢爛なわけです。
そのまま弾いたので最高に素晴らしい曲なのですが。

そこで!違う楽器で演奏している賽馬をいくつか紹介したいと思います。
二胡奏者の演奏はたっくさん出てきますので。
やはりテーマは「疾走する馬が見えるか?」ということなのだと思います。

まずはサクソフォンとピアノ!
この作品はかなり秀逸ではないかと。譜面も購入できますが、サクッス用なので二胡には読みかえが必要であります。

こちらは、カホン演奏の賽馬。馬の走る音をここまで再現するか!という演奏。ドラマー・パーカッショニストのKAZUさん。フモジェンヌ以前KAZUさんからカホンを習っていました。実はセバスチもちょっとの間習っていました。

こちらは竹笛 再現力がまた面白い!

そして最後に【Erhu National team】Deluxe Edition《Horse Racing》

陈依妙、孙凰、邓建栋、马向华、闫国威、赵磊 まさにデラックス!
ピンで弾いていたいだろうに・・と勝手に想像しますが、中国ではあちらこちらの演奏会で豪華共演が行われるのも興味深い事情であります。(なんで一緒に弾く??)

賽馬をかっこよく弾くには

パフォーマンス全てにおいてそうだと思いますが、
「なりきる」ことではないかなと思っています。
「私は中国人!」「私は二胡奏者!」「私の演奏は最高〜〜!」って。
上の動画で一番左で弾いている陈依妙ちゃん。お若いですが、技術、表現力ともスーパーです。(容姿も、歌も、演技力も、英語もペラペラ、ナルシストぶりにもすごっっ〜てなるこです。)
何より、それを演じている自分が好き!というのが溢れまくっています。
若いってすごいな〜と思ってしまう自分がいますが

上達は少しずつしか進んでいきませんが、なりきるのは一瞬ですから。
自分の殻を脱ぐのが恥ずかし〜〜 って気持ちわかりますよ。
よ〜〜わかりますです。はい。
でも「脱いだら私すごいのっ♡」ってできたらカッコ良くなれちゃうだろうな。
ブログかきながら、いつになったら脱ぐっ?・・って考えてるフモジェンヌでした(笑

最後まで読んでくださりありがとうございます。
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