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ストレスから心を軽くする「緑茶」おすすめの淹れ方は?

こんにちは。
繊細な頑張り屋さんの背中を押す
ライフヘルスコーチ/管理栄養士の
成松由佳です。


ヘルシーなイメージのある
緑茶」ですが、
実は、ストレス軽減にも
役立つことが知られています。


ただし、
より効果を感じたいなら
飲み方にひと工夫が必要!


この記事では、

・緑茶がストレス軽減に役立つ理由
・繊細さん特有の注意点
・おすすめの淹れ方

についてご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。


リラックス効果をもたらす「テアニン」

緑茶に含まれる
テアニン」という成分には
ストレス低減作用が知られています。

例えば、
・脳波のα波を増加させる
・自律神経のストレス反応を抑える
・睡眠の質を改善する
といった機能があります。

実際の調査結果でも
・緑茶を多く摂取する人はうつ症状が少ない
・うつ病患者は健常者に比べて緑茶を飲む頻度が低い
ことが知られています。


カフェインのとり過ぎには注意!

緑茶には「テアニン」以外にも
様々な成分が含まれています。

有名なのが「カテキン
また、カフェインも含まれます。

実は、これらの成分は
テアニンの効果を低下させると
いわれています。


また、カフェインは過剰摂取すると
興奮、不眠、震えなどの
症状を引き起こします。

健康に悪影響のない摂取量の目安は、
個人差が大きいため
日本でも国際的にも
設定されていませんが、

カナダや欧州など、
1日400mgまでの摂取を
目安としている国もあります。


これは緑茶では
1日2リットル分に相当するので
緑茶でこの量を摂取することは
なかなかなさそうですが、

コーヒーも1日何杯も飲む人は
緑茶の飲み過ぎには要注意!

(コーヒーでは
 マグカップ2~3杯で
 カフェイン400mgになります)


また、HSPの特徴の一つに
カフェインが苦手
というものがあります。

全員がそう、というわけでは
ありませんが
実は、私もそうで、
コーヒーは1杯も飲めません。。

なので、
繊細気質を持っている方は特に
自分の体調と相談して
量を決めるのがおすすめです。


おすすめの淹れ方は「水出し」

カフェインやカテキンの影響を抑え、
効果を最大限に活かすには
緑茶を淹れる「温度」が大事です!


なぜなら、
テアニンと、カフェイン・カテキンは
抽出される温度が異なるからです。

テアニンは50℃以上の
低温でも抽出されますが、
カフェインやカテキンは80℃以上の
高温でなければ抽出されません。


そのため、
お湯は少し冷ました
80℃以下の温度で
入れるとよいでしょう。

苦みや渋みも出にくいので
まろやかなうま味が味わえます。


これからの時期は、
水出しがおすすめ!
カフェインの量をさらに減らせます。


水出し緑茶の量の目安は
茶葉10g(大さじ2)に
水1リットル。

(好みに応じて調整してください)

ボトルに入れて
冷蔵庫で2~3時間ほど置くと
出来上がります。


ぜひ、お試しください!


本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。




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ありがとうございました。


【参考】
功刀浩・阿部裕二編著「臨床に役立つ精神疾患の食事栄養指導」講談社(2021)
功刀浩ら.緑茶成分テアニンの向精神作用について.日本生物学的精神医学会誌 27(4):177-181(2016)
厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html農林水産省「aff(あふ)2017年4月号 日本茶インストラクターに聞いた 緑茶のおいしい淹れ方」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1704/spe1_04.html
農林水産省「緑茶の美味しさと機能性を両立する「水出し緑茶」」
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/new_tech_cultivar/2021/2021seika-19.html

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