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【地方移住】半年ぶりにキャベツを食べた

 ここ最近、「地方移住して以前と変わったことはなんですか?」と聞かれることがちょくちょくあって、その時はマンションから古民家暮らしになったことや、雪の量の違いや、交通の便利さの違いとか話したけれど、圧倒的に変わったことを忘れていた。

 食事、特に野菜である。家庭菜園→新規就農した我が家は基本は自分たちで作った野菜を食べて暮らしている。つくらなかったり育たなかった野菜はご近所さんからもらえる時もある。そうなるとスーパーで野菜を買うことはぐっと減る。買っても家で「食べて~」と順番待ちしている野菜が渋滞しているからだ。

 例えばこの夏、ほぼピーマン・ナス・トマト・きゅうり・ズッキーニを食べて過ごしていた。レタス・キャベツ・白菜などの葉物は全然食べなかった。

 逆に去年の冬、ピーマン・ナス・トマト・きゅうり・ズッキーニは食べなかった。ひたすら大根・白菜・サツマイモ・里芋・ジャガイモなどを食べていた。今年もそうなると思う。

 キャベツは春に作ってみたけど失敗して食べることが出来なかった。買っても家に他の野菜あるし…なので買わずに過ごしていたら夏が過ぎ秋も終わりを迎えそうになっている。

 キャベツへの恋しさも薄れていた先日、近所を子どもたちと散歩していると顔見知りのおばあちゃんにキャベツをわけてもらった。最初に思いついたのは「今日はお好み焼きにしよう!鹿肉入れて!」だった。

 久しぶりのキャベツは「ほんとは食べたかったんだよ」の気持ちを思い出させてくれる味だった。

 移住前はスーパーで季節も関係なく作る料理やその時お買い得の野菜を買って食べていた。それはそれで便利だったと思うし、食べたいものを買えることは気持ち的にその部分のストレスは無かったように思う。
 今は季節がかわると暮らしも食べ物もガラッと変わるけれど、移住して2年経ちそろそろ慣れてきたようにも思う。食べたい時に食べたいものを食べることは減ったように思うけど、その分自然の恵みを受けていると感じられることは贅沢なのかもな。

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