「ミライ」の仕事をはじめました
会社と一般社団法人の二足のわらじ
(イラスト:Loose Drawing)
突然ですが、2021年5月1日から「一般社団法人 ミライの学校」のメンバーになりました。
ミライの学校は、住民票の異動なしに地元の小中学校に一定期間通学できる『デュアルスクール』に興味関心のある方と、地方自治体をつなげるプラットフォームを運営します。2021年4月1日に生まれました。デュアルスクール以外にもこんな取り組みをしています。↓
私は主に「デュアルスクール」に参加を検討するご家族に、自らの体験も交え全国へ多拠点暮らしを広げていくのが役目。
仕事においては「株式会社ROXXの労務」と「一般社団法人ミライの学校のメンバー」の両方の役目を担います。
20年前からは想像できない現在
手堅く財閥系不動産会社に就職した新社会人の当時、自分は東京で結婚して子供を育てながら細く長く定年まで勤め上げるものと思っておりました。26歳の初めての転職を皮切りに、気がつけばあちらこちらへと広がる職業人生。きっかけは何か。
一番の失敗から再起動へ
(イラスト:Loose Drawing)
きっかけは失敗。職業人生で最大の失敗は、育休後復帰したが長期に渡る休養が必要になったこと。原因は「仕事も育児も家事も、一切非の打ち所がないほど完璧にやりとげなければ」と思い込んでいたから。やり方を変える覚悟もなかったから。育児も仕事も味わうことなく丸飲みするような生活でした。今思えば、やり方を変えずに1人で2倍頑張って乗り切るなど、どだい無理な話です。しかも身体にはダメージがある状態なんですから。
心身が回復し育児が軌道にのったころ、エンジンをあたたためるように就職活動。ご縁あって新たに株式会社nanapi(現Supership株式会社)で働き始めました。同時に個人事業主として家計相談も受けつつ。働くことは面白い。そして変わりゆく子供の成長も面白い。眺める余裕とだんだん欲が出てきます。なんとか両方味わう生活ができないものか。
「最も貢献できる場所と方法」を求めて旅する職業人生
(イラスト:Loose Drawing)
「育児メイン担当だから休みや早退が生じてしまうけれど、それ以上に会社に利益をもたらすには?」「いっそ育児をしていることが有利になるような働き方にするにはどうすればいい?」
考えた結果、子供向けキャリア教育塾の立ち上げメンバー、スタートアップをオフィスから支える株式会社ヒトカラメディアへの転職、働き方の自由度を労務として制度側から整えたい&おかん力を発揮できる株式会社ROXXへの転職と、10年の間でnanapiを含めて4社で働くことになります。
両立ではなく重複で乗り切れ
既出の通り、自分は決して器用ではありません。そのため、仕事と育児が親しい場所を選びました。両立ではなく重複。重なる部分を限りなく広げる。2倍は無理でも1.3倍ならなんとかなる。また、経営者として家庭を眺めた時、本質的でないことはとことんやめました。さらに会社に対しても単純な労働力ではなく採用広告費込みと売り込みます。「面白おかしく働いている平メンバーのお母さんがいたら、優秀な女性社員がやってきそうでしょ?」は面接の決め台詞。メディアに出る時は会社のロゴT入りシャツを喜んで着てました。
一見すると順調な10年に見えます。しかし、この間ずっと引っかかっていた言葉があります。「杉浦さんだから、そんなふうに全部できて、自由にできるんだよ。私には無理」と。必ずどの会社でも聞きました。
次は『選択の自由』を両面から支える仕事
(イラスト:Loose Drawing)
人生の醍醐味は選ぶこと。「十ある中の一つ」と「二つの中の一つ」を選ぶのでは、選んだ後を引き受ける覚悟が変わります。それなのに、最初から選択肢を減らしてしまうのはなぜか。誰もがリモートワークができるわけではないし、全国で使えるほどデュアルスクールが広まっていないからです。そして、誰もが私のように図太いわけでもありません。
ならば、次の私の役目は、企業の労務として会社側の制度を整え支え、一般社団法人メンバーとして暮らし働く場を整え広げること。個人が働くも暮らすも選べ、会社には以前よりも利益が上がり、社会にも良い影響がある方法を、会社と社会に提示しそれを広げていく役目です。
これからも引き続きどうぞよろしくお願いします。
【募集】ミライの学校では、「デュアルスクール」に参加してみたい・興味のある親御さんを募集しています
「移住に興味があるから、まずは1ヶ月程度お試しで親子で暮らしてみたい。」「夏休みや冬休みはホテルを取りにくいし高いから、長期の旅行は難しいなあ。安ければもっと長く滞在できるのに」「親はリモートワークができるようになっても、学校に通う子どもを連れていくのは諦めなきゃダメ?」「週末に親子でアウトドアをしたけれど移動だけで半日かかる。もっと遊ぶ時間を取りたい」「有給は子供の学校行事と看病で使い果たしてしまう。やっと一緒に遊びに行けるほど大きくなったのに」
そんなお悩みありませんか。
デュアルスクールなら、親子で地方へ行き、お子さんは地方の小中学校へ・親御さんは地方にてリモートワークができます。平日は浜辺を散歩し、週末は気が向くまま川へ山へ行ける暮らしをしてみませんか。
▼デュアルスクールの様子はこちら
親子で都市と地方を行き来。デュアルスクールをはじめた理由
▼お問合せはこちら
一般社団法人 ミライの学校|保護者様向けお問合せ