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言葉やうた

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2016年4月の記事一覧

不公平な天気予報

例えば
隣家の蛍光灯の下で照らされる今夜の夕食の味を、そこで交わされるお決まりのジョークも、
わたしの知りえないこと。まるで、遠い国の話のように。
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夜、21時半。グレーの背広を着た二人の男。駅のホーム。背中合わせに座る。知らないもの同士。
培ってきた、言葉の使い方も、大事な場所のことも、愛することの出来ないままの思い出も。
知ることはない。通り過ぎて行くもの同士。何もかも少しず

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すき

阿川佐和子さん 平野レミさん ジャックプレヴェールの詩 谷川俊太郎さん(俊じい)吉本ばななさん 西原理恵子さん バムケロシリーズ(島田ゆかさん、3才の頃からずっと。)加茂昂 Art blakeyのMoanin 久石譲 はっぴいえんど(とくに風街ろまん)SAKE ROCK Perfume サカナクション ハナレグミ Sigur Ros 星野源 細野晴臣 大瀧詠一 森山直太朗 御徒町凧 矢野顕子 高田

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花は咲く 人は歩く よるのなか

月にあたって、草は青く光る
暗がりに真っ白な花が群れて咲いてた
重なりあった白い花弁は
薄い闇に透けて
あでやかにそこに在った
命を結ぶときを密やかに待って

しんしんと夜は冷えていく

人は夜道にふろしきを広げて
星をかき集めた
何万年も何光年も前の、光の痕跡

わたしはわたしの気配を追って
ただただ歩いた
そうして月あかりにくるまれた
いくつものやさしい夢をみつけた

夜は深みを増していく

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淘汰(とうた)

淘汰(とうた)

淘汰

とうたされるものの中で
わたしは立ち止まって見てたいんだ

愛しい記憶をそっと守りあって ここでなにが見えるだろう

目が合う 人と人が笑う
音と音がぶつかって
音楽が溢れだした
その瞬間に言葉は消える
音だけが残る

とうたされるものの中で
わたしは立ち止まって見てたいんだ

ちっちゃくなって
死んでゆくときが
もしかしたら明日来るかもしれない
それでも命を振り絞るようにありがとうと

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