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とにかく時間が無駄に過ぎていくのが怖い【30代うつ病の寛解目指す日記】

30代で初めてうつ病になり、今体調はすこぶる悪い。精神的不安も多く、なかなか睡眠も取れません。それでも寝ないとより悪化するので横にはなりますが、まともに寝れたものではない。あくまで療養と休息第一で日々自分のペースでゆっくりと過ごそうとしてはいますがそんな中、やはり思ってしまうのが'時間'の流れです。
 うつ病になってから特に敏感に感じてしまっている時間感覚。なまじ暇になって意識するようになると、とにかく何をしてもしていなくても、こんなことしている場合じゃない、時間が勿体無い、もうこんな時間だ、今日も一日中全てが無駄な時間だったと、そう思えてしまう。
 まるで自分はあと数日の命、余命があとわずかのような感覚に陥っている。正直言って、人間いつ死ぬかなんてわからないし、それが明日かもしれないことを考えて生きている人は普通いないだろう。しかし、精神疾患の患者は、こんな辛い思いをしながら日々苦しんで生きているのだ。追い詰められての自殺も含め、明日に死ぬ確立は一般人よりも高いため、早急に時間の概念を改めなければならない。
 とはいうものの、どうしたらこの焦燥感は治るのだろうか。いくら調べても結局は脳が良くなるまでは治らず、それがいつになるかも個人次第とあるばかり。私は人が死ぬところを見過ぎたため、より強いものとして余命が頭にこびりついている。明日死ぬと思いながら何年も毎日を生きるのはあまりに辛く、きっとそんな生き方をしていれば本当にすぐ死んでしまうだろう。そして時間が有限だと知ってしまっている限り、このジレンマからは一生逃れられない。つまり、無駄な時間を過ごすことを認めることは、自身の死を受け入れることに他ならないのではないだろうか。
そしてそれはおそらく、90年近く生きてようやく飲み込める人が何人かはいるという程度で、もちろん90歳超えても死ぬのが受け入れられない人もたくさんみてきている。この先の未来、どう足掻こうと50年やそこらで寿命が伸びることも科学がゲームの世界のように大きく進化することもないので、もうこの時間に対する焦燥感はこの先何年生きようが解消できないのだろう。

 結論として、自分のように神経質で常に先の事を見据えがちな思考をもつ人間には、この時間の概念に対する認識は覆すのが極めて難しいと言うことと、その対策はほとんどないに等しいということ。うつ病になり、この事実を考える時間が与えられたが最後、考えないようにするということも難しく、おそらく一定の周期で発作のように繰り返すだろう。また時間を無駄にしている、時間がない、すぐに死んでしまうと。なるほどうつ病が完治ではなく寛解しかしないのは、一度自身で深くまで考え込んでしまったらその思考は決して死ぬまで忘れられず、変えられないからと、こういった側面もあるのだろうか。
 自分はもう手遅れですが、まだうつ病になったばかりの方や軽度の方には、時間を無駄だと深く考えることには注意して頂きたいですね。
自分で自分の人生の時間についてを結論づけてしまうとそこまでなので、とにかく今何時だとか、もうこんな時間かとかを考えないように避けた方が安全です。時間の流れを早く感じてしまう場合でもそれは気のせい、昨日も同じだけ時間はあったと流せるように意識するといいかもしれませんね。

 

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